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コールドマウンテン〈上〉 (新潮文庫)

チャールズ フレイジャー
おすすめ度:★★★★★
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深いテーマの人生/生命礼賛
おすすめ度 ★★★★★

単なる恋愛小説ではありません。戦争を背景に、男女ふたりの主人公が異なる境遇で経験するサバイバルや、舞台となる大地の生き生きとした自然描写を通じて、人生や生命への賞賛にあふれ、そのテーマは人生とか世の中という深いところに及ぶ。
人間ドラマも読み応えがありますが、自然描写が実に生き生きとしていて繊細で、登場する人間や動物はもちろん、草花や木、川など、いつもはただの風景として描かれがちな自然にも生命がありありと感じられ、非常に美しい読み物になっています。翻訳文も、言葉の使い方や表現がとにかくきれいなので、速読するのがもったいない。時間をかけてじっくりと味わいながら、そして何度も繰り返し読みたくなる魅力があります。
人と人との関係、人と自然との関係、の両方の観点から、生きることの素晴らしさや生きていくことの意味を描いた大傑作だと思います。
たとえ恋愛物アレルギーであっても、(いい意味で)忘れられない一冊になる可能性は大いにあると思います。



映画よりも小説の方がずっと魅力的
おすすめ度 ★★★★★

南北戦争の南軍側(ノースカロライナ)を舞台に、戦争で狂気に走る人々、戦争から逃れようとする人々、戦争を期に成長する人々。。。をとてもよく描いている。戦争から逃れて故郷へ戻るインマンと、戦争の混乱の中で生きのびつつ自分を見つめるエイダを細かく描写し続けて、それがパラレルに進む展開がすばらしい。切なさと逞しさが入り混じったこの展開は、映画よりも小説の方がずっと魅力的。



映画とは別の味わいが。
おすすめ度 ★★★★★

映画の原作となった小説だが、物語が語られる順序や細かいエピソードなどが違うので、まったく別の味わいがある。
映画が映像の力で壮大な広がりを感じさせてくれるとすれば、本の方は主人公エイダやインマンの
心の襞へ少しづつ分け入っていくような深さを感じることができる。
小説を読んでから映画を観ても良し、また逆も良し。



私をコールドマウンテンに誘う
おすすめ度 ★★★★★

ジュード・ロウ、ニコール・キッドマン、レニー・ゼルウィガー共演で映画化されると聞いてすぐに探したが、手に入らず、この度の文庫を心待ちにしていた。 やっと手に入れ、一気に読了。 予想通り、美しく、繊細な文章で綴られた物語に酔った。 深く丁寧に描かれた自然描写は、筋立てに奥行きを与え、私をコールドマウンテンに誘う。 「インマンの足どりに合わせ、ゆっくりお読みください」と、訳者のあとがきにもあるように、もう一度ゆっくり味わいながら読みたい作品。


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