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ゴルファーズ検定

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コールドマウンテン

アンソニー・ミンゲラ
おすすめ度:★★★★★
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処女に見えないキッドマン
おすすめ度 ★★★☆☆

アンソニー・ミンゲラが撮る絵はとにかく美しく、どのカットを見てもまったくスキが見当たらない。完璧な構図と照明、格調を保った色彩の美しさ、コールドマウンテンの過酷な自然環境さえも計算しつくしたカメラが撮影する映像は、つっこみ所がまるで見つけられない。試しにポーズ機能を使ってランダムにDVDを止めてみるといい。その場面をプリントアウトして額に飾ってもおかしくない、絵画のように美しい映像が見られるはずだ。

南北戦争末期、北軍脱走兵のインマン(ジュード・ロウ)が、瞬間的に恋に落ちたエイダ(ニコール・キッドマン)の元に、北軍残党狩の追手を逃れながら極寒の野山をいくつも越えて、命からがら会いに行くというお話。とても処女には見えない妖艶なキッドマンが、男のオの字も知らない初心なお譲様役を演じているところが、この作品最大のキャスティング・ミスであったことは否めない。チョイ役で登場していたナタリー・ポートマンと役柄をチェンジした方がまだよかったのかもしれない。

それに対し、エイダに生活するための術を教えるルビーを演じたゼルウィガーが、ソツなく難しい役をこなしていた点は評価できる。男まさりでたくましい女性という以外これといった特徴もない役どころは、逆に相当な役作りが必要だったはずだ。おそらくその辺が評価されてアカデミー助演女優賞に輝いたのであろう。

しかし、結末が途中で容易に想像できてしまうストーリー展開はかなりの興ざめであったことも事実。まるで西部劇を思わせる雪中決闘シーンなども盛り込まれそれなりの演出がほどこされていたものの、同監督作品の『イングリッシュ・ペイシエント』と比べるとやはり原作の差がそのまま映画内容の差となって出てしまったようだ。



傑作 風と共に去りぬを超えた
おすすめ度 ★★★★★

ゾクゾクする感動、美しさ。
壮大な映像美。
格調高いストーリー。
愚行、戦争と戦う勇気。

ジュード・ロウ インマン
ニコール・キッドマン エイダ・モンロー
レニー・ゼルウィガー ルビー・シューズ
見事な熱演。

一瞬たりとも見逃せない素晴しい作品。



比較的現実に近い南北戦争
おすすめ度 ★★★★☆

南軍の兵士達、1ヶ月で戦争は終わると、むしろ喜び勇んで戦地に赴いたものの、戦争の現実、脱走、多くの脱走兵の末路、むちゃくちゃな状況が比較的現実に近い描写がされてます。
戦地に駆り出された南軍所属のインディオ、また北軍の黒人兵士、殺しあう直前に双方の立場を思い知る状況があります。
戦地に働き手の男たちが駆り出されたために疲弊する農地、南北戦争の暗部がよく描写された作品といえます。
確か南北戦争をモチーフにした「グローリー」でもブーツの配給と戦死した黒人兵の足から抜き取られたブーツの描写がありましたが、この作品でもブーツの話が垣間見れます。
また北軍兵士、南軍兵士とも無秩序な略奪を繰り返していた状況も出ており、こういう場面は今までの映画では出てない部分です。



豪華キャストが救い
おすすめ度 ★★★☆☆

まずまずじゃないでしょうか。
豪華キャストの割には……とは思いますけど、十分見応えのある作品だと思います。

ジュードロウにキッドマン。
まっ、これだけで私は満足ですが、レニー・ゼルウィガーとナタリー・ポートマンまで入れちゃったんだからすごいよね。

レニーがオスカー受賞ですね。彼女はホント巧いですもん。

ジュードとキッドマンの恋愛劇については、さほど語ることがないね。
やっぱりジュードロウは、ジェントルマンな役じゃなきゃ冴えないわ。
泥まみれで恋愛語られても……
「スターリングラード」は別に気にならなかったんだけどね。
それよりも、脱走兵だとかのドラマが良かったわ。
牧師一家の件ではついアツくなってしまったし、ナタリーポートマンのところでの一件とか。
戦争物映画的な視点では楽しめたけど、ラブロマンスだけでは引っ張りきれないでしょ。これは。
まっその辺は制作側もわかってることなんだろうから、あえて豪華キャストにしたのだろうし。
結局はキャスト目当てじゃなきゃ鑑賞に値しないってことなのかな。


概要
南北戦争末期の1864年。南軍兵士のインマンは、愛するエイダを置いて戦場に出る。重傷を負ったインマンは、脱走兵としてエイダの待つコールド・マウンテンへの果てしない旅に出ることを決意。一方、彼を待ち続けるエイダは、たくましさを身につけていく。ニコール・キッドマン、ジュード・ロウという美男美女が演じる、壮大なラブロマンス。
たった一度の口づけで、おたがいを運命の人だと確信する主人公のふたり。戦況が悪化するなか、もう一度だけ会いたいと願う強い気持ち。ロマンチックなテーマが全編に貫かれるなか、ふたりがさまざまな局面で出会う人物が、物語にスパイスを与えていく。とくに、エイダに生きる術を教える流れ者の女ルビー役のレニー・ゼルウィガーと、インマンをかくまう未亡人役のナタリー・ポートマンが強烈な印象。ルーマニアでのロケを含む雄大な映像美や、血なまぐさい戦闘シーンといった大作としてのスケール感や風格をキープしながら、ラブシーンは官能的にみせるなど、ツボを得た演出はアンソニー・ミンゲラ監督の手腕だ。(斉藤博昭)

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