危険なメソッド [DVD]
精神科医で精神分析の創始者、フロイト。
同じく精神科医で心理学者、深層心理を追究したユング。
後世に名を残した偉大な二人の学者と、
ユングの患者から愛人、そして後に自らも学者となるザビーナ。
三人の人生が重なり合った時期を、
フロイトとユング , ユングとザビーナの関係を
「動より静」 「陽より陰」 で描きます。
患者の言動をつぶさに観察し、心の奥底を覗いて行く。
自らが見た夢で、無意識の領域を探って行く。
二人の学者が互いの説を熱く静かに語る様子に、
人の心の在り方の神秘性、その複雑怪奇な様には興味が湧いてきます。
今にして思えば、フロイトとユングの関係は
宗教 , 暮らしぶりと共通点は乏しく、
唯一同じ学問を追究し師弟関係にありながら、
実は論点などでの共通点も乏しく、濃密な関係は次第に薄らいで行きます。
フロイトがユングを、ユングがフロイトを、互いをどう捉え、関係はどう変化して行ったのか。
妻とザビーナ、二人の女性の間でユングは何を思っていたのか。
夫の不貞を知りながら、平静を装っていた妻の本心は。
よく心が壊れなかった、 ザビーナがどのように別れを乗り越えたのか。
抜け殻のようになったユングの心は何処に・・・
フロイトとユングの名前はどこかで耳にしていても、
心理学や彼らが提唱した論文についての知識は皆無に等しく・・・
宣伝マンではありませんが、彼等の往復書簡をまとめた本が発行されているので、
それを読んだ後もう一度見ると、作品の違った面が見えてくるかもしれない。
闇を覗けば、闇も此方を伺っている
対峙していたものに心を囚われ、奪われることもある。
とても静かに描かれたこの作品が気になって、関係する書籍を検索してみる・・・
これも囚われた症例の一つか ?
同じく精神科医で心理学者、深層心理を追究したユング。
後世に名を残した偉大な二人の学者と、
ユングの患者から愛人、そして後に自らも学者となるザビーナ。
三人の人生が重なり合った時期を、
フロイトとユング , ユングとザビーナの関係を
「動より静」 「陽より陰」 で描きます。
患者の言動をつぶさに観察し、心の奥底を覗いて行く。
自らが見た夢で、無意識の領域を探って行く。
二人の学者が互いの説を熱く静かに語る様子に、
人の心の在り方の神秘性、その複雑怪奇な様には興味が湧いてきます。
今にして思えば、フロイトとユングの関係は
宗教 , 暮らしぶりと共通点は乏しく、
唯一同じ学問を追究し師弟関係にありながら、
実は論点などでの共通点も乏しく、濃密な関係は次第に薄らいで行きます。
フロイトがユングを、ユングがフロイトを、互いをどう捉え、関係はどう変化して行ったのか。
妻とザビーナ、二人の女性の間でユングは何を思っていたのか。
夫の不貞を知りながら、平静を装っていた妻の本心は。
よく心が壊れなかった、 ザビーナがどのように別れを乗り越えたのか。
抜け殻のようになったユングの心は何処に・・・
フロイトとユングの名前はどこかで耳にしていても、
心理学や彼らが提唱した論文についての知識は皆無に等しく・・・
宣伝マンではありませんが、彼等の往復書簡をまとめた本が発行されているので、
それを読んだ後もう一度見ると、作品の違った面が見えてくるかもしれない。
闇を覗けば、闇も此方を伺っている
対峙していたものに心を囚われ、奪われることもある。
とても静かに描かれたこの作品が気になって、関係する書籍を検索してみる・・・
これも囚われた症例の一つか ?
プライドと偏見 [Blu-ray]
40ン才のおじさんです。私はこの作品を冷静に評価することができません。高校生のときに原作の『自負と偏見』を読んではまりました。以来、最強の愛読書で20年以上たった現在でも愛読しております。主人公エリザベスは永遠の恋人です。当然、映画を見、このDVDも購入しました。
この作品、実によく出来ていると思います。キーラ・ナイトレイは、ほぼ完璧にエリザベスを演じ切ってます(オスカーをゲットすると思ってました)原作から離れることなく無難に2時間でまとまっているのも見事です。
この作品の原作『自負と偏見』はモームが世界の十大小説に選んでいます。ぜひ原作も読んでください。中野好夫訳をお勧めします。
コリンズという牧師が登場しますが、この人がとってもお馬鹿さんだということを覚えていただいたうえでこの作品を観て(読んで)くだされば、面白さは倍増すると思います。
この作品、実によく出来ていると思います。キーラ・ナイトレイは、ほぼ完璧にエリザベスを演じ切ってます(オスカーをゲットすると思ってました)原作から離れることなく無難に2時間でまとまっているのも見事です。
この作品の原作『自負と偏見』はモームが世界の十大小説に選んでいます。ぜひ原作も読んでください。中野好夫訳をお勧めします。
コリンズという牧師が登場しますが、この人がとってもお馬鹿さんだということを覚えていただいたうえでこの作品を観て(読んで)くだされば、面白さは倍増すると思います。
キーラ・ナイトレイ 世界が彼女に恋をする (P‐Vine BOOKs)
「色気がある」と世間から言われている女性が、仕事にはどのように取り組んでいるのか、プライベートでは何を大切にしたくて過ごしているのか。最近のテーマである「どうやったら色気が出る…?」という答えが出るきっかけになるかと思い、手に取りました。
感想としては、☆3つ。数多くの男性と恋のうわさが流れる一方、名声や富にこだわらない仕事への姿勢がうかがえ、20代の女性の生き方モデルの1つとしておもしろく読めたけれど、1度読んでしまえば読み返すことはない、という印象を受けました。それは、スカーレット・ヨハンソンに魅力がないのではなく、自身が書いたストーリーではないため、うわさ話とインタビューを客観的に捉えた内容となっているからだと思います。
男性から見て、魅力的…と彼女は評されてきたけれど、女性の私から見ても、仕事にもプライベートにも自立した姿勢で取り組める素敵な方だと思えました。色気は、他人の評価ばかりにおびえず、自分を愛し、仕事と大切な人に飾らない自分で向き合うことの積み重ねで出てくるのかな…?なんてことを、彼女のストーリーから感じました。彼女の自信を持った生き方から、日本人の女性が不得意な「自分を好きになること」を恐れないでいいんだ、と教えてくれる本です。
感想としては、☆3つ。数多くの男性と恋のうわさが流れる一方、名声や富にこだわらない仕事への姿勢がうかがえ、20代の女性の生き方モデルの1つとしておもしろく読めたけれど、1度読んでしまえば読み返すことはない、という印象を受けました。それは、スカーレット・ヨハンソンに魅力がないのではなく、自身が書いたストーリーではないため、うわさ話とインタビューを客観的に捉えた内容となっているからだと思います。
男性から見て、魅力的…と彼女は評されてきたけれど、女性の私から見ても、仕事にもプライベートにも自立した姿勢で取り組める素敵な方だと思えました。色気は、他人の評価ばかりにおびえず、自分を愛し、仕事と大切な人に飾らない自分で向き合うことの積み重ねで出てくるのかな…?なんてことを、彼女のストーリーから感じました。彼女の自信を持った生き方から、日本人の女性が不得意な「自分を好きになること」を恐れないでいいんだ、と教えてくれる本です。
つぐない [DVD]
イアン・マキューアンの同名小説の映画化。高級官僚の娘セシーリアが使用人の息子ロビーと身分を越えて愛し合うが、セシーリアの13歳の妹のブライオニーの嘘によって引き裂かれてしまう。ブライオニーはその後、売れっ子小説家になり、生涯最後の作品でこの二人を主人公とした小説を書くのだが・・・・(流石にこれ以上を書くのは憚れる)。ロビー役のジェームズ・マカヴォイも相当、いい味を出しているが、セシーリア役のキーラ・ナイトレイが何しろ素晴らしい。高嶺の花的な美貌の傲慢女性を表現させたら、もはやなかなか右に出る女優はいないんじゃないだろうか。『ベッカムに恋して』のお転婆少女がよくこんなに、気高い雰囲気を発する女優になったものである。映画自体も非常に質が高く、久しぶりに映画の素晴らしさ、表現手段としての強さを改めて知らしめてくれた傑作である。こういう傑作に出会うと、本当、映画が好きになる。脚本もいい。最後の最後になって、はじめて真実を知らされる。その真実は、ある意味で本当に救いようがないのだが、しかし、常に前向きに将来を信じて生きていた二人の生き様は観る者に大きな感動を与える。先日のアカデミー賞では7部門にノミネートされ、作曲賞が受賞されたが、作品賞こそ受賞すべき傑作であったのではないか(作品賞はコーエン兄弟のノーカントリー)。
パイレーツ・オブ・カリビアン 呪われた海賊たち【日本語吹替版】 [VHS]
つい、目がスパロウ船長を追ってしまい、何回も観ちゃいました。
娯楽映画といわれるとそれまでかもしれませんが、
ミッキー走りをするスパロウ船長とか、海の中を行進する海賊とか、映像も良くて大好きです。
話自体は、「あれ?」と思ったこともありましたが…まあ、ディズニーだから(笑)
娯楽映画といわれるとそれまでかもしれませんが、
ミッキー走りをするスパロウ船長とか、海の中を行進する海賊とか、映像も良くて大好きです。
話自体は、「あれ?」と思ったこともありましたが…まあ、ディズニーだから(笑)