ウーメン・イン・ロック [DVD]
ニナ・ハーゲン、スリッツ、スージー&バンシーズ、ガールスクール、マニアD.、ザザの
6バンドの演奏とメンバーによるコメントが収録されている。
ニナ・ハーゲンは「ジギー・スターダスト」他1曲。
スリッツは、エスニックな3曲のライブ映像で、ドラムはポップ・グループのブルース・スミスのようだ。
これは、彼らの輸入盤DVDにも収録されていた。
スージー&バンシーズは3rd.アルバムの頃らしきライブ映像が3曲。
「ジグソウ・フィーリング」はエキサイティングなトラックだ。
このバンドはプロモーション・ビデオが良いのでDVD化を望む。
そして問題のマニアD.は、アヴァンギャルドな(と言うより変な?)ライブ映像が2曲。
マニアD.はマラリアの前身バンドであり、グドルン・グートとベティーナ・コスターが所属していた。
ノイエ・ドイチェ・ヴェレのファンにとって非常に貴重な映像である。
Unbehagen
UK盤CDに書いたレヴューが、1stとこの2ndのカップリング盤に勝手に転用されたのでw、改めてレヴューを書かせて頂きます。
例えは悪いが、時代に埋もれた不発弾のように、今だ危険を孕んだカルトアルバム。
戸川純、椎名林檎などの国内アーティストにも影響を与えた
ニナの超絶的歌唱力と、早すぎたミクスチャー・サウンドは
今聞き直してみても、非常に斬新かつ新鮮。
独特の不快感をも含んだかっこ良さ、エグさは聴く者を選ぶだろうが
一度ハマると決して抜け出せない強烈なインパクトを放つ。
1stよりも、ハードかつヘヴィにグレードアップした感のあるこの2ndは
歴史的傑作だと、個人的に思う。
ぜひご一聴を。
Nina Hagen
1曲目の「MOVE OVER」から背筋がゾクゾク来ました。
一番のお気に入りは5曲目に入って居る「LAS VEGAS」もうサイコーです。
11曲目の「AVE MARIA」は、それ以前の曲の激しさを醒ましてくれる様な
感じで、「とり」の曲にふさわしいかもしれませんね。
Nina Hagen Band
Krautrock, Punk, Opera, Glam, Hard Rock and Discoスタイルを併せ持つNina Hagenの器用さは時としてPenckが描く危ういバランスのようなものが見え隠れしていたのかもしれないなぁ。
性や社会問題や或いは何を歌っているのか良く分からないけれど、力強い歌を繰り出していく姿は一見タフに見えて、器用さ故のモロさを感じるというと大袈裟か。。
パブロック風リズムがカッコいいRangehn、シアトリカルでBowieのようなスタイルのAuf'm Bahnhof Zooはディスコタッチでありながらエッジの効いたギターリフを持つ。
NaturetraneはMaria Callasのような歌いっぷりがゆっくりと崩壊していく物凄い曲。淡々と降下するギターのアルペジオがむしろスゴい。
中盤から入るドラムと高音を響かせるNina Hagenのヴォーカルに完全に持ってかれる感じ。この曲、すごく好きだった。
今聴いてもいいなぁ。。ラストの短いトラックはPank。彼女らしいある種のアイロニカルな含みなのかどうか。
コンピ・クルセイダース’78~’87 vol.38
ビート・クルセイダースのヒダカトオル選曲の80年代コンピなんですが、
マニアックな選曲が実に素晴らしいです。
メジャーコンピには選曲されないであろう名曲が満載なんですよ。
特に、現在入手困難な、
New Musik / Living By Numbers
‘Til Tuesday / Voices Carry
この2曲が手に入るだけで、80’sマニアはホクホクなんですね。
実にありがたい選曲です。
おもしろいのは、80年代洋楽だけでなく、時の邦楽ナンバーもセレクトされていることです。
Shogun / 男達のメロディー、ナント懐かしい!!
旨そうなアジサンド、思い出しちゃいました〜。
戸川純 / さよならをおしえて、
たとえ私が事故で死んでも、安心しちゃぁいけない…。実にシュールですね!!