ベスト・クラシック100 2
ディスク6枚からなる100曲
名曲の名旋律を抜粋して聴くことは、本来のクラシックの鑑賞としては
間違っているかもしれません。
しかし、これはこれで中々よきもので、おかげでまがいなりにも
クラシックの名曲に触れる機会に恵まれました。
音質は素人目(耳)には小気味良く響きましたので、よほど耳が肥えて
いる方ではないかぎりよい買い物かと思います。
classical ever!one
クラシックにそれ程詳しくなくて、でも音楽で癒されたいと思う方には
ぜひお勧めです。程よい長さに調整されている点も、人によってはかえって聴きやすいと感じられるかもしれません。何かをしながらBGMとして流しているのに最適です。
20世紀の偉大なるピアニストたち~ジョルジュ・シフラ
ショパン自身がリストの弾く『ショパン練習曲』を聴きながら,興奮して「夢のようだ」と語っていますが,シフラのこの演奏がまさにそうでないでしょうか。10-1,10-2,25-6,25-11といった難技巧であればあるほど急速で力強く,打鍵が確実になっていきます。この様な演奏に今まで出会った事もないし,今後出会えるのかも分かりません。一聴の価値があります。
ラ・カンパネラ(ベスト・オブ・リスト)
強烈ナリ。シフラ先生が大爆発しておられる。すごいよこれ。シフラ。こんなごっつい風貌で指も岩みたいな感じなのに、こんなにピャーっと弾きこなすとは。。
愛の夢についてだけいいます。
これは笑った。すごくて笑った。圧巻。ド迫力。そりゃ技巧だのスピードだのいろいろ言えるけど、聴けばとりあえず言葉を失い、そして笑う。でもね、結構聴けるのよ。一回限りのショー的演奏じゃなくて、結構聴けるのよ。ええ。
で結局のところ愛の夢を聴きたいなら、美しさ上品さ甘美さのボレット、情熱的で迫力のあるドライブ感と全体的にムラのないバランスのとれた演奏のワイセンベルク、そして強烈な技巧と超ド級の爆発的演奏のシフラ、この辺で決まりなんじゃないでしょうか。