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以前、福岡に住んでいたため「福岡編」を選びました。毎日聞いて元気を貰ってます。芸人さん達の歌というよりカラオケでみんなで歌いたくなる感じの曲調で歌詞も楽しくたくさんの人に聞いてもらいたいです。
江戸の天文学 渋川春海と江戸時代の科学者たち
オビばかりか、本分にも明らかなように、映画「天地明察」の公開にあわせた関連本です。それ故か、私などにはレジへ持って行くのが気恥ずかしい感じさえする文句がオビに並んでいます。
中村 士 氏の「監修」となってはいますが、こうした企画の本や雑誌にはよくある類のものと考えましょう。氏の「著」である『江戸の天文学者 星空を翔けるー幕府天文方、渋川春海から伊能忠敬までー』(2008年 技術評論社 刊)を再構成し、不足情報を補ったという体のものです。単行本ではありますが、雑誌の特集とか「別冊」という感じのもので、自然科学コーナーにあったので手にしましたが、映画や「エンタメ」コーナーのほうがふさわしいとも言える気がします。
内容的には、関孝和について述べた数頁でさえ幾つか突っ込みをいれてみたい箇所があったり、また、きちんとチェックされていないままの箇所もありますが、そんな野暮は言わずに、気楽に読んでたのしむガイド本と考えればよいでしょう。事実、とても読み易く書かれているのが何といっても取り柄です。