少女雑誌ふろくコレクション (らんぷの本)
ページを開いたとたん、陸奥A子、田渕由美子、太刀掛秀子の懐かしいふろくが目の前に現れました。
色合いが本当にかわいくて、イラストのちょっと古い感じがとっても切なくて。
こういう付録を本当に大切にしていたなぁと感傷に浸ってしまいました。
まるちゃんもとってもかわいい!カルタの内容は思わず真剣に読んでしまった!
内藤ルネとか田村セツコとか、自分が知っている付録じゃないイラストも、あまりにかわいくて驚いた。昭和30年のイラストとは思えないほどかわいかったです。
付録ってどうしてあんなに素敵なんだろう。
どうしてこんなにときめくのだろう。私にも乙女の時代があったってことなんだろうな。
まらそんノススメ
何気なく手にした本書。ペラペラめくりながら読んでいると、私とそっくりの経過を経ており、「まらそん」にボロボロにされる様子に爆笑していまいました。ボロボロにされても、なぜか面白い「まらそん」というもの。その素晴らしい世界に導いてくれるなら、本書を10冊ぐらい買っても安い! 私は漫画にうといので作者を知りません。でもこの本を読んで好きになっちゃいました。
ハルジオンの庭 (クイーンズコミックス)
以下の文は敬称略で。
田渕由美子は、70年代後半、りぼんを中心とする「乙女ちっく」少女マンガの黄金期の立役者。と言っても、その当時のマンガは「フランス窓便り」くらいしか知らないんですが。それから20年あまりの時を経て、すっかりベテランになった彼女の短編集がコレです。個人的には、ここに収録されてる作品の方が、ずっと好きです。
陸奥A子にしてもそうなんですけど、主人公は、作者と同年代で、描かれてることは、身の回りのディテールだったりするところは当時と一緒。でも、やっぱり色々な経験を経て、苦い思いなんかもしながら大人になっていったかつての乙女達。それでも、彼女達にはやっぱりどこかにかつての「夢見る少女」の部分がのぞいてる。それを描くのがやっぱりすごーくウマくて、僕のようなオッサンが読んでもやっぱりジーンと来てしまう作品ばかり。
中でも、不倫を清算するために一流企業を去ったヒロインと大学生のゆきずりの恋愛を描いた「ジョンとメリー」がお気に入りです。大学生の恋人の設定とかがね、いいですね。カワイイけど、ワガママで利己主義的なこういう若い女の子、いそうだもんなあ。
あんまり本屋で見かけないですけど、田渕由美子を知らなくても、少女マンガが好きならハズれなしの作品集です。
田渕由美子 作品集★2 こさあじゅ
私は田淵由美子さんの描く世界が大好きで、学生時代ずっと読みふけっていました。
懐かしく、このコミックを購入し数十年ぶりに読みましたが、決して色あせることなく
今の時代でも充分通用する名作だと思います。
是非、今の若者たちにも読んで欲しいし、田淵由美子さんにも是非カムバックして頂きたい。
永遠にあなたの作品を愛する熱烈なファンが今も存在することを覚えていて欲しいです。