SINGLE HISTORY 1
THE ALFEEは今年(2004年)結成30年を迎えますが、このCDは結成20年の時に発売されたシングルヒストリーシリーズの第1弾、再デビューの79年からブレイク前のターニングポイントの82年までに発表されたシングル曲(ビート・ボーイズは除く)を完全収録した物です。CDの収録時間からすると翌年の「メリーアン」まで収録可能だったと思われますが、敢えてサウンドがフォークからロックへ軌道修正された82年までにしたのは正解だったと思います。シングル盤でたどるアルフィーの試行錯誤の歴史が窺えるCDとも言えると思います。
微分積分
本書は学部1年レベルの微分積分を扱っている。346ページと分厚いわりに2205円と良心的な価格設定だ。記述はあくまで平易で議論の運びや例や例題あるいは演習問題の配置など教育的配慮に富み、自然に読者を理解へと導くようにできている。一般的な学部一年の微積の内容以外に高校の微積の復習や微分方程式の導入を含み、またいくつか近似計算に触れているところに特徴が見られる。多変数関数の微積分にやや足りないところはあるものの、それさえ補えば数学科以外の微積分ユーザーには十分な内容だろう。
いくつか難点を挙げよう。まず第一に上でも触れたが多変数関数の扱いが物足りない。高校内容が入っているとはいえ一変数に218ページを使っているのに対し、多変数にはわずか53ページと類書に比べても少ない。このためベクトル解析までとは言わないまでも物理で最小限使うだけのナブラやラプラシアンあるいはヤコビアンもなく、積分の変数変換についても直交座標と極座標間についての記述しかない。また多変数の広義積分がほとんどまともに扱われていない。よって当然のことながら積分の順序変更に関わる収束性の議論がなされない。これらの点は他書で補う必要がある。
次に用語をあまり出していない。高校の教科書風の記述を保つためか、例えば陰関数定理やラグランジュの未定乗数法について簡単な扱いがあるにもかかわらずその用語が出ていない。用語が出ていればそれがインデックスとなって他書を見たり別の講義などでその用語が出た際に参照できるのにこれがない。またいわゆるブルバキ風の記述を避けるためか、各ステートメントに定義・定理・公式などの表題が明示的に書かれておらずあいまいな点も―これは好みの問題もあるかもしれないが―やや難がある。
また微分方程式は蛇足である。微積分の成果としてこの内容を入れたい気持ちはわかるが、少ないページ数に多くの内容を詰め込んだためかむかしの技術者教育のようにいくつかの微分方程式の形と解を並べただけで扱い方に魅力がない。最近では物理や人口論などさまざまな実例まで盛り込んだよい教科書が多くあるのだから、この部分は思い切って削って多変数の内容を増やして欲しい。
以上のようにいくつか欠点はあるものの、内容自体は著者らの練達な教育経験をうかがわせるものであり、この本の読者には努力しただけの成果を与えてくれるだろう。それも他書にありがちな途中の断崖絶壁などはなく、誰もが取り組めるハイキングコースといった趣きだ。説明はあくまで直感的にわかりやすく、例や例題が理解を助ける。さらに手頃な問題からやや骨のある問題まで豊富に取り揃えられ、演習書を別に用意せずとも十分に熟達できる。類書をいろいろ探してみたが、文系学生や初歩から学びなおしたい理系学生あるいは意欲のある高校生にとって本書よりよい本はなかなか見つからないと思われる。
V奪還!~2005年阪神タイガース全記録~ [DVD]
2003年、18年ぶりに優勝した時は、うれしすぎて色んなDVDを買いましたが、一番良かったのは、このDVDです。だから、今年は、このDVDしか購入していません。発売が楽しみでした。日本シリーズを見るのは、チョット複雑な気持ちになりますが、ペナントレース全試合が見られるので、充分楽しめると思います。又、個々の選手をピックアップしたDISCも有るので、今年大ブレークしたJFKは必見です。値段も手ごろだと思うのですが・・・来年こそは、日本一になったDVDを買いたいです。
公式集 (モノグラフ)
年を取ると忘れやすくなるということと,数学実力が高くないため
高校レベルの公式集のお世話になっています.
(正弦定理とか余弦定理とか二項定理とか分散の公式とか...
学校を出て20年以上経つと意外に覚えていません.)
そういう意味で重宝します.
というか,会社で使おうと思って買いました.重宝しています.
後は微積とベクトル解析でよく使う公式集などがあればいいのですが,
今のところ,特殊関数というところまでは使わないので....
解法のテクニック数学I・A―新課程
かつて矢野健太郎によって書かれていた名著。 当時は数学参考書といえばチャートかヤノケン(つまりこの本)、と言われていた程人気でした。 数学好きはたしかみんなヤノケンの方をやっていたと思います。 著者の変わった今では当時ほどの人気はありませんが、それでも十分名著といえます。 問題選定がとても良いです。 これだけで旧帝大は行けます。 しかし、普通学校で使うかなぁ、という気はしますね。 この本は中〜上級向けの本ですから、いきなり使うのには向きませんよ。 やはり最初にやるならチャートかニューアクションだと思います。