朝日新聞の新聞広告に出ていたのと新書ということで、もっと固い本かと思い中身を見ず、東洋医学オタクの私に夫が買ってきてくれました。
内容は紹介にある通りですが、整体師さんの視点から書かれていて、多様な読み方が出来ます。もちろん、若い男性は、著者の意図通りで恋人との充実した生活に活用してください！
　私は、違う視点で書きます。まず、現代人がいかに癒しを求めているかということ。第4章の「言葉の力で効果は倍加する」は、'共感'、肯定'、ちょい褒めは、カウンセリング的な技術で、整体師さんだけでなく、日常生活の人間関係でも使えますし、この技術が身についている人は、周囲の人を笑顔にすることができると思います。
　鍼灸マッサージ、柔道整復師の学校がここ１０年で倍増、国家資格者ですら生き残りが大変です。接骨院ですら、土日営業でサービスがすごいです。民間整体師の方は、大変だと思っていたのですが、癒しにスポットを当てれば、大成功できるかもしれません。
　長い間、鍼灸治療を受けていますが、鍼灸の先生は、気むずかしい方も多いです。鍼灸は治療ですので、この本に書いてあることを実践する必要はないとは思いますが、腕に自信があっても、思うようにリピーターを増やせない方は、癒しの技術が不足しているかもしれません。
　人は誰しも、自分の大変さを誰かにわかってもらい、癒されたいと思っています。その技術を整体師さんが知っていると感じさせてくれた本でした。