以前買った「教養としての官能小説案内」に女性を喜ばせるのに、「アヌスはもちろんのこと」という記述があって、あの官能小説の大家・川上宗薫氏も、アヌスを最高のテクニックとしているが。そこで行き詰まりを生じてしまう。そこで、このマッサージの登場はありがたい。
男は、とかく女性の下半身だけを攻めれば良いと思いがちだか。女性は、全身が性感帯であるという基本を忘れてはいけない。
デートで、遊園地に行くのも、電話で話すのもすべて「前戯」ということと、マッサージは、重なる部分があると思う。
「セックスは、まさにサディズムであり、マゾヒズムである」というジョルジュ・バタイユの言葉が、ピッタリくる。
三所攻め、四所攻めだのの、創作に惑わされる前に、全身の愛撫法を学ぶことがなにより大切だと思う。
なにより、この本に感謝!!