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夏目友人帳 (1) (花とゆめCOMICS (2842))

緑川 ゆき
おすすめ度:★★★★★
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夏目友人帳1
おすすめ度 ★★★☆☆

身寄りがなく親戚中をたらい回しにされてきた主人公夏目。 幼少から妖怪が見えるせいで気味悪がられ孤独だった。

今回引き取ってくれた親戚夫婦の元へ越すが、ここで、今は亡き夏目の祖母に名前を奪われたという妖怪達が次々と襲ってくる…

■絵
妖怪の絵は結構ウマイ。ちゃんとまがまがしさはあるのに内面がかわいらしいので好感が持てる。 人も若い人だけでなく中年、お年寄りまで描けてる方だと思う。ただ背景がフワッとし過ぎ

■話
ニャンコ先生が協力的になった見せ方が少し弱い。妖怪の時々見せる冷たさが良い。
名前を返していく中で妖怪達と出会い、別れ…良い話が多かった。個人的に2話と3話は好き



今、一番のお気に入りの漫画&作者
おすすめ度 ★★★★★

独特のさらっとした絵柄と物語の流れに、切なさと感動を織り交ぜた優美さが、絶妙絶品。

幼くして両親を喪い、親戚の家を転々としてきた主人公、夏目。
生まれつき妖怪の見える彼は、その事によって「ウソツキ」「人の気を引きたがっている」「カワイソウな子」と言われてイジメの対象で、身を預ける家では「懐かない」「可愛げがない」と言われ厄介がられ、ずっと一人ぼっちで生きてきました。
高校生になった彼が、新しく遠縁の優しい夫妻に引き取られ、やっと帰る家を得て、祖母の遺品である「友人帳」を手に入れたことから、彼の人生を変える物語は始まります。

「友人帳」は、祖母が戦いの勝利品として巻き上げた妖怪達の「名」の書いてある紙の束で、それさえあれば、名を奪った妖怪達を自由に操れるという代物。
友人帳を狙う妖怪達の中で、招き猫に封印されていた「斑」は、夏目の護衛をする代わりに、彼が死んだら手帳を手にするという契約を結びます。
「にゃんこ先生」と名付けられた斑は、(デブ)ネコの姿で夏目に飼われているネコになり、彼を助けるパートナーとして活躍します。ネコ姿はとても可愛く、本来の姿は美しいです。

友人帳の「名」を妖怪に返し、友人帳を狙う妖怪から手帳を守る中、その地で自分と同じように孤独だった祖母を想いながら、初めて得た自分の居場所を必死で守ろうとする夏目。
妖怪の所為で辛い思いをしてきたのに、彼らに情を抱き時には「友人」と言う夏目がとても素敵です。妖怪よりも醜く惨い人間の一面を知る彼が、それでも人間を好いてくれる妖怪に「ありがとう」という場面には涙がこぼれました。
彼を取り巻く妖怪達と人間達の、不器用で切なく愛しい物語に、心が震えます。
押し付けがましくなく控え目でいて力強く、丁寧で、優しくて、一話一話がいつまでも心に残る作品です。



泣いた。
おすすめ度 ★★★★★

設定自体はそれほど新しいものではないかもしれない。
でも、泣きました。
優しくて懐かしくて温かいお話です。
にゃんこ先生のキャラがよすぎます。
不思議なものと猫好きの方々にオススメ。



妖しも、可愛いものだと思える。
おすすめ度 ★★★★★

実は、作者の絵柄は好きではなかったので、今まで読むのを避けてたのですが、妖怪ものの話という事で読んでみたら、これが当たりでした!

妖怪ものではあるけれど、全然怖くはない。
むしろ、住人のイメージは善で、感動させられる話のなんて多いことか。
妖しと、主人公夏目の交流が、温かく描かれていて好感が持てます。
作者の淡い感じの作画が、今回ストーリーを際立たせてくれています。

たまには、こんな風に、ほっと一息つける作品を手にしてはどうでしょうか?
私は、かなり好きです。



人と妖(アヤカシ)の儚く心の暖かい物語
おすすめ度 ★★★★★

妖(アヤカシ)ときいて気味が悪いと思いますか?
私は気味が悪いと思いません。私は元々妖が好きだからです。夏目友人帳もこの妖好きから買いました。
これは、妖を倒していくようなものではなく、妖と人の心の交流の様な短編集です。
一巻でのおすすめの話は、第二話の露神と第四話のダム底の燕ですね。
この二話は心に強く響くストーリーとなっています。
心に何かを響かせたい人、暖かさを求める人に、心からおすすめいたします。


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