この作品の、ある障害は、どの夫婦にでも起こり得る事と、この作品を観て初めて知った。

ダウン症は以前から知ってはいたけれど。

それほど詳しくはなかった。

それは子供が生まれ出るまで、わからないといった神様のイタズラだ。

しかし、それが夫婦の絆を、より強め家族の愛を深める。残念な事に俺には子供がいないが、ちゃんと感情移入できる作品だった。

久しぶりのドラマだった松田聖子も目一杯の演技で見せてくれる。

それを支える夫の船越英一郎は、押しも押されぬ今や二時間ドラマには欠かせない主役だ。

正直、泣いた。

最近では子供に対する親の虐待が増え、ニュースで、よく観るが、それは、いったいどんな神経の持ち主なのかと、愕然としてしまう。

逆らえぬ者に手を上げるなどといった事は言語道断だ。

やるなら自分より強い奴を倒せ。

私が、まだガキの頃、世も末と言ってた事があるが、それが現実となりつつある今、何が出来るのだろう。

何を変える事が出来るのだろう。

船越英一郎、松田聖子、蟹江敬三、大好きな人ばかりだったので感情移入しやすかった。

今でも時々ひとりで観ては泣いている。