エリザベート3 運命の歳月 [DVD]
第三部は、エリザベートが、乗馬というよりも、馬とともに疾走するシーンから始まりますが、風景も美しく、躍動感にあふれています。
この作品は、史実に忠実というわけではないようですが、エリザベートの乗馬好きは本当のようです。
しかし、オーストリア皇妃たるものが、皇帝をウィーンに置いて、ハンガリーに一人滞在するなんてあり得ないように思いますが、それを実行してしまうのがエリザベート。
格式ばった皇室のしきたりや皇太后ゾフィーとの確執からの現実逃避だったとしても、皇太后が自由気ままにふるまうエリザベートを好ましく思わなかったのも無理ないことかも。
でも、嫁姑問題は、皇室に限らず、どこの家庭でもあること。それが、この作品が長く愛され続けてきた要因の一つかもしれません。
エリザベートが、結核であると知った時の皇帝フランツが、母に食って掛かる言葉から、心からエリザベートを愛していることが感じられ、ちょっとウルウルしてしまいました。
イタリア・ミラノの劇場、ベネチアの閉じられた窓……。ほんの少しですが、オーストリア帝国の危うさが描かれています。
皇帝フランツの慰めの言葉に、「療養に行くことになった時ほど辛くないわ」と言い放ったエリザベートの表情に感動しました。その時の白いヴェールに白いドレスのエリザベートが、この作品の中で一番美しかったです。
この作品は、史実に忠実というわけではないようですが、エリザベートの乗馬好きは本当のようです。
しかし、オーストリア皇妃たるものが、皇帝をウィーンに置いて、ハンガリーに一人滞在するなんてあり得ないように思いますが、それを実行してしまうのがエリザベート。
格式ばった皇室のしきたりや皇太后ゾフィーとの確執からの現実逃避だったとしても、皇太后が自由気ままにふるまうエリザベートを好ましく思わなかったのも無理ないことかも。
でも、嫁姑問題は、皇室に限らず、どこの家庭でもあること。それが、この作品が長く愛され続けてきた要因の一つかもしれません。
エリザベートが、結核であると知った時の皇帝フランツが、母に食って掛かる言葉から、心からエリザベートを愛していることが感じられ、ちょっとウルウルしてしまいました。
イタリア・ミラノの劇場、ベネチアの閉じられた窓……。ほんの少しですが、オーストリア帝国の危うさが描かれています。
皇帝フランツの慰めの言葉に、「療養に行くことになった時ほど辛くないわ」と言い放ったエリザベートの表情に感動しました。その時の白いヴェールに白いドレスのエリザベートが、この作品の中で一番美しかったです。
風立ちぬ [DVD]
ジブリアニメの「風立ちぬ」は、技術者の努力と恋愛の両方を描こうとしていて、飛行機好きの自分としては、主人公の恋愛部分にあまり感動できなかった。テーマを恋愛に絞った本作の方が、本来の「風立ちぬ」であると思う。兵隊役の俳優さんが髪を伸ばしているなど、映像として時代背景を描写することには失敗しているが、脇役の人たちの台詞でカバーされている。お城や八ヶ岳をさりげなく背景に入れ、宣伝臭くなっていないのもよい。しかし本作成功の最も大きな理由は、三浦友和さんと山口百恵さんの存在そのものでしょう。