クラシックCDこの1枚~101曲いいとこどり
どれもこれも、いい曲だけど、短すぎるのが少し・・・
でもこれからクラシックを聞いてみたいけど、よく分からないといったひとに、自分のすきなジャンルを探すのには薦められます。値段も安く、かなり良心的。もしなにか買おうと思っているなら、これを聞いてからのほうが、より自分にあった音楽に出逢える可能性が広がると思いますよ。
我が名はネロ (1) (中公文庫―コミック版)
ローマの狂気の世界をよく描き出しています。
読んでいて気持ち悪くなりそうだけれど、漫画の良いところは、時折まっとうな人が活躍するとこと。
この漫画では、ゲルマニアから連れてこられた剣闘士が特にその役になっています。
皇帝ネロと、その母アグリッピナが、この巻の狂気の渦中の2大人物ですが、
この二人が、一筋縄の変人とか悪人でなく、過酷な境遇の中で生き抜く愛憎を持った人間として描き出されていて、力量のある漫画だと感じます。
ローマ人の物語〈20〉悪名高き皇帝たち(4) (新潮文庫)
ローマ人の物語文庫版第20巻悪名高き皇帝たちの第4巻です。暴君ネロとして有名な第5代皇帝ネロのエピソードです。若くして皇帝に就任し、人気も高かったけれど、ギリシア文化に傾倒し、詩歌に夢中になるなど、政治家として力量に乏しく、次第に、失脚させられ、自害に追い込まれてしまいます。帝政ローマの体制は、維持されてつつも帝位につくものの人材に欠き、大帝国は、迷走の苦しみの時期が続きます。
イタリア・オペラ アッリーゴ・ボーイト:「メフィストーフェレ」全曲(2008年 日本語字幕付) [DVD]
原作ゲーテの名戯曲「ファウスト」をオペラ化したもの。メフィスト役のバスと言い、ファウスト役のテナーと言い、はたまた、マルゲリータ(グレートヘン)役のソプラノと言い、見事な歌唱力を備えた布陣である。演出についても、舞台が新鮮で、演技も、惹き付ける魅力を持っている。楽しい144分間である。
作者ボーイトは、名オペラ「オテロ」、「ファルスタッフ」の台本作家でもある。自ら、オペラとして、作り上げたのが、この「メフィストーフェレ」である。それだけでも、興味津々としたものがある。