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聖戦のイベリア(初回限定盤)(DVD付)
私は限定盤の方を買いましたが、正直初めて見たPVのDVDに唖然としました。
世界観があるのも分かるけれど少しやり過ぎかな〜と思います。見えざる腕のPVをうまくスルーして見る事ができた方は大丈夫なPVでした。
曲については、まあまあな出来と言った感じです。二期に入って少々毒が抜けた様に思えます。
以上から、星三つの評価をしました。
しかしながら、歌詞、物語の深さには毎回脱帽させられます。
ただ、私はDVDはいらなかったかな?と思うので、通常の方をオススメします。
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暗い国境線
シリーズ1作目から読まないと分からないと思うので
この一冊のみ読むのはオススメできません。
シリーズの中では、時間の進行が遅く、いまいちだったように思います。
今までのようなドキドキ感が残念ながら足りなかったけれど
今後もこのシリーズを読みたいので、次回作に期待。
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鎖された海峡
イベリアシリーズ第5弾。今回どちらかといえば北都は脇役で、むしろヴァジニアの方が
主役といった感じ。ノルマンディー上陸作戦を巡っての激しい謀略戦…を期待していた
のだが、実際に読んでみると、イギリス情報局内の事情説明にページが割かれ過ぎている
感じがして、スペインやドイツでのエピソードが付け足しのような印象を受けた。
何しろ上陸作戦が行われているのは遥か遠方のフランスだし、スペインやイギリスにいる
主人公たちと絡めて書くのはかなり無理があるような気がする(これは前作についてもい
える事なんだけど)。そこで主人公たちを近くに放り込もうとするのだが、これがまた妙
に作為めいていて違和感を感じた。
主人公たちも皆お馴染みのメンバーで、行動に意外性が無いし、新しく登場してくる人物も
そんなに重要な役割を持っていない。
つまり、全体的にバランスが悪いのだ。
このため、活躍して欲しい人物がストーリーに埋没してしまっているような感じがする。
ラスト近くで物語が動くが、ページが足らず既に遅し。バタバタと重要人物が急に出て
きては慌しく退場していってしまう…そして後味の悪いラスト…個人的に逢坂さんの作品が
大好きなだけに残念。次作では多分ヴァルキューレ作戦辺りを扱うと思うので期待したい。
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少年は剣を・・・
『ベルアイル』は『デモニカの討伐と、地上世界の奪還』をテーマとした、
シナリオが大変重視されたMMORPGです。
本CDに収録されている『神々が愛した楽園』の歌詞は
一番では『平和だった頃の地上世界』について
二番では、『鏡面世界と闇の芽』『双方の世界を襲う天変地異』
『デモニカの侵略の真相』について触れられており、衝撃を受けました。
「世界観に合っている」を通り越して「ネタバレ」の域に達しています。
この曲はSound Horizonの楽曲であると同時に、決して切り離してはいけないベルアイルの一部。
開発陣の意図を理解し、素敵な楽曲を作り上げてくれたSound Horizonに、ベルアイルの一ファンとして感謝します。