新ブラックジャックによろしく 8 (ビッグコミックススペシャル)
「医者って一体何ですか…?」
「ブラックジャックによろしく」第1巻のテーマとなるセリフが、再び主人公の口から発せられる。
倫理委員会における、静かでありながら熱い議論は、他人同士の生体間臓器移植は是か非か?という議題を飛び越え、医療とは何か?という本質的なテーマに迫っている。
これこそ、現役ジャーナリストをも唸らせた医療漫画の真髄。深く考えさせられます。
ブラックジャックによろしく DVD-BOX
一流大学附属病院を舞台にその卒業生である研修医斉藤英二郎(妻夫木聡)が日本医療の抱える様々な矛盾や問題に直面し奮闘克服しようとするメディカルヒューマンドラマ。コミック1巻第一外科編~5巻ベビーER編のドラマ化。
登場人物が直面するシステム問題及び倫理・哲学的命題、あるいは本作から発っせられる問題提起は生・病・死の身近な問題がゆえに観る者に切実に迫ってくる。秀逸な配役により登場人物の内面が見事に巧く描写されている。原作で非難が集中した青臭く未成熟な(もっとも、二十代半ばの若き研修医がものわかりが良く完璧なパーソナリティーであるほうが不自然だが・・・)斉藤英二郎を本作では妻夫木聡が理想に燃え実直で真摯な青年研修医として好演している。斉藤の成長過程ち?見応えの1つだ。また、研修医出久根邦弥(加藤浩次)、誠同病院長服部(緒方拳)、看護師赤城カオリ(鈴木京香)、第一外科医白鳥貴久(三浦友和)、第一外科教授春日部一郎(伊藤四郎)、心臓外科教授藤井義成(石橋凌)、南林間病院心臓外科医北三郎(原田芳雄)、心臓病患者宮村和男(ガッツ石松)、NICU医高砂(笑福亭鶴瓶)、看護師皆川(国仲涼子)、田辺夫妻(吉田栄作・横山めぐみ)、小児科医安富(鹿賀丈史)など豪華共演陣も見逃せない。
さらに、バックに流れる効果音や主題歌『LIFE is...~another story~』(平井堅)が非常に適切でドラマに活きている。主題歌の流れるエンディングは一見の価値あり!
ブラックジャックによろしく(13) (モーニングKC (1488))
丸一日かけて全13巻読みました。
研修医という視点で医療に関する問題をとても興味深く描いてあります。
個人的には統合失調症に関するテーマが大変面白かったです。
世の中にはこういう人もいるということを知る必要があると思います。
新ブラックジャックによろしく 7 (ビッグコミックススペシャル)
それほど移植というのはいろいろと大変なことは分かっています。
しかし、いい加減引っ張りすぎだと思います。
今作も人の心理描写がものすごく上手いなと感じた一冊でした。