RADICAL PEACE×RADICAL GENOCINE
この作品が1番最初のミニアルバムでまさしく勢いのかたまり的な一品だと思います!1曲の中にゴリゴリした激しい部分もありつつサビではツインリードボーカルのハモリがすごいきれいでひらけるようなメロディーって感じで一回聞くとやみつきになる事間違いなし!!全六曲、色んなタイプの曲(でもロットンって筋は通ってる◎)が聞けます。最初と最後の曲の始めには京都らしい祇園祭の鐘?の音が入っていて古都の京都っぽさ満開です!!ロットン全CDの中でこのCDが一番ロットンっぽさを感じれるのではないかと思います。
PCゲーム『俺たちに翼はない』オリジナルサウンドトラック
まず俺つばのプレイを思い出しながら一通り聞く。
シーンを思い出しにやにや。
次に歌詞カードに載ってる王雀孫さんの解説(?)を見ながら一通り聞く。
「へー、こういう背景がー」とか感じながら、歌詞カードの王さんの文章を楽しみながら、もう一週。
王信者の私にとっては、たまらないサントラでした。ありがとうございました。
曲は全部好きですけど、お気に入りは香田亜衣のテーマ「あい☆とら」とイーグル編ED「微笑みジェノサイド」です。
ジェノサイドの丘〈下〉―ルワンダ虐殺の隠された真実
筆者の立場はRwandan Patriotic Front(ルワンダの現政権)寄りで、執筆当時副大統領兼ルワンダ軍最高司令官であったカガメ現大統領を始めとする政治活動家から農民に至るまでの数多くのルワンダ人や現地の国際援助機関に対するきめ細かい取材に基づく充実した内容となっている。当時、先進諸国に対して必ずしもよい印象を持っていたわけではないRPFに、アメリカ人ジャーナリストとしてここまで入り込めたことには驚かされる。現代のアフリカで、ナチスドイツのホロコーストかそれ以上に匹敵する惨事が起きた事は由々しき問題で、これを知るためには絶好の書だと思う。
難点としては、複数の話題が、交互に、とぎれとぎれに登場する構成を採っているにもかかわらず、目次・見出し・索引が一切なく、前に読んだ部分を探し出すのが大変だった。あと、表紙下端に引用されている書評にあるGourevitch's beautiful writingは、個人的には、決してわかりやすい英語ではないと思う。
日経おとなの OFF (オフ) 2011年 09月号 [雑誌]
日経おとなのOFF2011年9月号は、おとなのミステリ案内として70ページ近くの特集を組んでいます。まず東川篤哉さんの「謎解きはディナーのあとで」を例に挙げ、導入、状況説明、問題解決を踏まえた本格ミステリだと解説し、東川さん、辻さん、有栖川さんの鼎談、僕はこんなミステリを読んできたに入ってきます。そして、三者の推薦するミステリが、緋色の研究、奇岩城、三つの棺を始め18作紹介されていますが、日本人の作品には、異論のある方もおられるかなと思います。次いで、ミステリ作家の系譜、基礎用語、このトリックが凄いが紹介されていますが、物足りない方は、成書が沢山出ていますから、そちらをどうぞ!
次に、東野圭吾さんの2大ヒーローの研究として、加賀恭一郎、湯川学のプロフィール、代表作が紹介されています。そして、古今東西の名探偵30人のプロファイリングと履歴書が紹介されています。
そして、パトリシア・コーンウエルの主人公ケイ・スカーペッタの食卓として作品に登場する料理を、アルポルトのオーナーシェフ片岡さんが再現しています。これが最大の読み物の一つかな?そして、もう一つの読み物、2011年上半期ベスト10です(国内、海外、そして、ランク外のお勧めも掲載されています)。私は、ジェノサイドと犯罪に挑戦してみようかな?
最後にミステリの舞台を巡るとして、ベイカー・ストリート221Bを嚆矢に13ヶ所の内外の観光案内、ミステリが紹介されています。
初心者向けですが、面白い記事満載で、この手の特集としては、よくまとまっていると思います。
13階段 (講談社文庫)
「13階段」。この題名がなんとなく好きになれなくて今まで読まなかったのだが、もっと早く読めばよかったと思う。まず、小説として面白かった。主人公の一人である元刑務官「南郷」を通して描かれるリアルな死刑執行の場面と優秀な刑務官であるが故の彼の苦悩。物語終盤での意外な展開。そしてラストシーン。この作品を発表する前は脚本家だった著者の文章は、読みながら頭の中にすぐ映像が浮かび視覚的で分かりやすい。ページを捲る指が止まらなかった。推理小説・エンターテインメントはこうでなくちゃ、と思う。
ただ、前科者の心理状態については、主人公の一人である三上と同じく殺人(三上は傷害致死となっているが)を犯した人物を扱った吉村昭の『仮釈放』の方が優れているような気がした(この作品は推理小説ではありませんが是非読んでみて下さい)。
死刑制度の是非、冤罪事件、刑罰は何の為にあるのか…犯罪者への報復であるとする応報刑思想と、犯罪者を教育改善して社会的脅威を取り除くという目的刑思想それぞれへの疑問。そして行刑制度のあり方。この重いテーマを多くの人に考えてもらうには、専門書的あるいは純文学?的小説ではなく、より多くの人に読まれる推理小説・エンタティンメントの形式で書かれた意義は大きいのではないかと思う。ただ、著者にその意図があったかどうかはわからないのだが…。