壁の花のシリーズではこのヒロインが好きです。伯爵と反発しあっているけれど実はお互いに惹かれていて・・・会話のやり取りも面白い。リサクレイパスの話は他のヒストリカル作者よりも面白いと思います。他の作品も読破しようと集めてます。
現実逃避に良いかもおすすめ度
★★★★★
一作目の『ひそやかな初夏の夜の』も面白かったのですが、こちらはテンポがあって、もっと楽しめました。
ヒロインのリリアンの鼻っ柱の強さや容貌は、『風と共に去りぬ』の、スカーレット・オハラに似ているような気がします。
前作のヒロイン、アナベルが、結婚した事でちょっぴり「お姉さん」になってます。
リサ・クレイパスの作品は、官能的なシーンを控えめにしたら、
ドラマや映画にもなりそうなくらい、(文章から想像する)映像美が豊かで、
登場人物が活き活きしているから、少女漫画のような内容でも、安っぽさを感じないのでしょうか。
有り得ないくらい、男性陣がかっこよく(可愛らしく)、現実逃避には持ってこいかも知れません。
最高にじれったくって甘いお話!おすすめ度
★★★★★
最初リリアンのじゃじゃ馬振りは「ありえない!?」って思っちゃう程だったんだけど、マーカスに恋に堕ちていく程女らしく・・・マーカスのマーカスらしい愛し方がとっても素敵でした。登場人物の個性が際立つお話!お勧めです!!!
壁の花シリーズ2作目
おすすめ度 ★★★★★
「ひそやかな初夏の夜の」に続くシリーズ2作目です。ある意味全4作のシリーズ中1番楽しみにしていました。今までいろんな作品に顔出していたウェストクリフ伯爵とじゃじゃ馬リリアンの恋物語です。親の冷たい仕打ちに心を閉じて醒めていたウェストクリフ伯爵が、リリアンに心を開いて愛を自覚するまでの葛藤をよく書けているなと思います。香水を小道具に使って前作ではあまりいい印象ではなかったヒロインが、今作ではとっても可愛いのです。今回の悪役はシリーズ3作目のヒーローです。最後に次回のシリーズの頭出しが少しあり、内気なヒロインとどんな展開になるのか楽しみです。12月にウェストクリフ伯爵のお姉さん達の物語が出ます。設定が少し前の話になりますが、2つの恋が同時進行のようで楽しみです。