HITS after HITS!~international~(CCCD)
タジャーナのサンタマリアを久しぶりに堪能したくて探しました〜。当時発売されていたオムニバス版を購入していたら、こんなに探さずに済んだろうに。90年始めって何せ軽快さ命だったのねぇ…という音ばかりです。梅雨時期に聴くには良いかも!?なかでもサンタマリアは、80年を引きずっていてゴージャスです!リックアストリーもかっこよかったなぁ〜
フレンチ・コネクション2 [DVD]
前作は新進気鋭の監督フリードキンが、ドキュメントタッチの乾いた映像で作り上げた刑事映画の傑作だったが、この続編はベテラン監督フランケンハイマーがドラマチックな映像で作り上げた力作だ。続編の見所は、アメリカの荒くれ刑事の異国フランスでの悪戦苦闘ぶりだ。スピード感に溢れシャープな作りだった前作に比べると随分話が重たく、アクションも非常に地味だが、あえて正反対のアプローチを試みたのがこの映画の特徴だ。黒幕に捕らえられ麻薬中毒にされたポパイが、壮絶なリハビリを敢行するシーンのハックマンの芝居が見ものだ。アメリカ製のハンバーガーやチョコレートをねだったり、野球の話が通じなかったりの掛け合いが面白い。我慢に我慢を重ねた後、敵のアジトにいきなりガソリンで放火する無茶さ加減が最高だ。ラストは、派手なカーチェイスではなく、地味な執念の「マラソン追跡」で黒幕を仕留める。本当に死んだのか?という謎賭け風の終わり方だが、その後第3作は作られていないので、本当に死んだのでしょう。
フレンチ・コネクション2 [DVD]
ダーティ・ハリーと人気を二分したポパイ刑事のシリーズ2作目。
というか、ある意味途中で終わった話の後編。
一般には総合すると前作の方がずっと評価が高いようで、
それは最初だからインパクトもあっただろうし、
アカデミー賞を取ったということもあるだろうから、まあそんなものだろうが、
中にはあとの方がいいという人も少なくはない印象を受ける。
やはり前作から続いていた話がまとまって気分がいいということもあるだろう。
私自身も、前作よりこちらが好きだ。
今度はマルセイユまで乗り込んでの主犯探しである。
それは実はポパイをおとりにして、という部長らのいわば陰謀な訳で、
その皮肉さというか辛さもいい。
それを呪わずに、ただ自分がアホなのだ、といいながら、ひたすら執念で犯人を捜し続けるポパイもいい。
要するに陰謀だろうが何だろうが、彼にとっては直接に犯人を捜すのが性に合っているだろう。
そうはいってもフランス。
言葉が通じないとか、現地の警察に邪魔にされるとか、大変だが、
そんなものにめげずにひたすら追い続ける執念がいい。
その辛さがいじらしい一方で笑えるし、
しんどそうでもありながら、まるで気にしていないようなタフさも感じられて、
その笑いとペーソス、弱さと強さの絡み合いが絶妙だ(バーテンにおごって一緒に酔っ払うところがいい)。
最後は絶体絶命のところまで追い込まれるが、
最後はポパイの執念とめちゃくちゃさの集大成、という感じで、
いきなりドンと来ていきなり終わる。
唸る終わり方だった。
首になるかもしれないが、そんなことはどうでもいいというポパイ流の正義の貫き方が壮快だ。
これではまる人は必ずいるはずで、ファンが出来るだろう。
たしか映画監督の井筒和幸さんもそんなことを言っていた。
要するに愛される映画、という感じ。
面白かった。
フレンチ・コネクション~パユと室内楽の魅力
一般にはあまり知られていないフルート、クラリネット、ピアノを中心とした室内楽。
フルートとクラリネットというのは、なかなか音が溶け合わないものですが、パユは只者ではありません。金属製のフルート(多分いつものブランネン)を使って木管フルートのような響きを創りだし、クラリネットの音色と見事に溶け合って室内楽の楽しさ、面白さを存分に教えてくれます。
曲目も、ショスタコーヴィチのワルツ2曲(楽しくてかわいい)、シュミットやエマニュエル(ちょっとラベル風のピアノ、パリのエスプリを感じることができる佳品)からジョリベ(アンサンブルが難しいんです)まで、フルートやパユのファンのみならず、幅広いクラシックファンの皆さんにお勧めしたい1枚です。