ハネケンランド~羽田健太郎 その映像音楽の世界~
1stガンダム世代が50歳に達するまでもう10年をきってしまった今となっては、もはや日本人の心象風景を彩る音のひとつと言えるかもしれない。
世界に誇れる美音メイカー、究極職人、羽田健太郎のサントラ作品集。
リリース年を見たら2003年。当時はまだハネケンさんは御存命である。
作品集なんか出ていて当然なはずだからちゃんと探せばいいものを、なんで今まで本気で探そうとしなかったのか自分でも不思議。
たぶん携わった仕事の数も当然ながら、ジャンルも多岐に渡るので、なんとな〜く諦めていたのだと思う。
それぐらいの方なので。
他の方のレビューにもあるとおり、確かに内容としては若干もの足りないところはある。
例えばDISC-1のM17は「超時空要塞マクロス」の戦闘シーンで流れる、かの有名な曲であるが、一方で肝心の主題歌が収録されていない。あの曲は知名度もさることながら、彼の音楽性を知るうえでも絶好のサンプルであるはずなのだが。
まあそのへんは“渡る世間は大人の事情”ってやつなのか・・・。
個人的にはDISC-1のM10だけでも充分に購入する価値があるのだが、加えて同M2、M17、さらにDISC-2のM1とか、その他いろいろおまけしてもらった気分になれる。
つまるところ、これもまたコストパフォーマンスが年齢に比例する、そんな1枚(・・・2枚か)。
オヤジが昔を懐かしむだけでは勿体なさ過ぎる。
若い世代にも是非聞いて欲しい。
残念なのはやはりこの後が続いてないことか。
今からでもいいから第2弾、3段と企画して欲しいと思う。
とりあえずリクエストとしては「名探偵ホームズ」のOP/EDあたりで。
テレビアニメ スーパーヒストリー 24「機甲艦隊ダイラガーXV」~「スペースコブラ」
スペースコブラのOP、EDが収録されているCDを他に見たことがない!!!特にOPの「コブラ」はアニメソング名曲中の名曲。これだけでもこのCDを買う価値は十分にあると言えるだろう。他にもかぼちゃワインのED「青葉春助 ザ根性」やダイラガー、テクノボイジャー等、玄人受けする名曲が収録されている事も必見だ。また、ゲームセンターあらしのような有名所が収録されていることによって、非常にバランスの取れた構成であると感じる。
ANIMEX 1200シリーズ 70 科学救助隊 テクノボイジャー 音楽集
羽田健太郎先生の幻の名作が遂にCD化です! 「西暦2066年」で未来を感じさせ、「地球荒廃」で未来を憂えさせ、「友情の絆」で心を温め、「愛はかぎりなく」で心を潤す・・・と、全体の流れ・コンセプトも大変優れた作品です。また「火鷹雷児のテーマ」のブラス・アレンジの秀逸さは群を抜いているでしょう。この優れた作品が日の目を見た事に対して、感謝の気持ちで一杯です。