まほろまてぃっくアニメ第1期を見てからだとより楽しめる。グラフィックはアニメスタッフ描き下ろし、アニメ版の声優によるフルボイスなのは良し。
しかし、難易度が高過ぎて途中で挫折しそうである。
その分どのシナリオもとても魅力的で色々な姿に変化するまほろさんが素敵だった。また、ゲームでしか見れないキャラ毎のサイドストーリーやその他多くのイベントも面白かった。
まほろまてぃっく (8) (Gum comics)
ストーリーの大枠は先に出たアニメーション版と同じなんだけど、って書くと不安に思う人がいるかもしれないけど、心配なし! アニメーション版より丁寧に良く描かれており、コミックス版は感動の終わりでした。
発売まで長く待たされましたが、それだけの甲斐はありました。
まほろまてぃっく 音楽編(2)
番組後半の劇伴と、ショートストーリーをミックスしたお買い得音楽集です。
前半のオチャラケはどこへ?と迷うほど、まほろさんは後半シリアスになるので、今回収録の曲は戦闘シーン、サスペンスシーンにぴったりです。でも、ちょっと重いかな。その雰囲気を和らげるのが、名曲「まあるいお月さま」。「かえりみち」と完全にリンクしている演奏。12話ラストを思い出し、胸にグッとくること間違い無し!まほろさんとお月さま。似合います。
ショートストーリーはマンガ版の番外編です。これは絶品。マキシシングルリリースでもよかったかも。原作本を買いたくなります。絶対。
まほろまてぃっく Blu-ray
発売日を待ちに待って、遂に届きましたので、早速1話〜4話迄鑑賞しました。
まほろさんが1話で「紫陽花の咲く庭で」を歌ってる場面では思わず涙ぐんでしまいました。
さて…、画質は元々がSDですので、アップコンバートした程度で、飛躍的な向上はありませんが、DVDに比べると色、テロップの輪郭がはっきりしています。(これ以上望む事はないかと…)
音は8年前の作品ですので、わざわざ5.1に直さないで正解だったと思います。LPCMで十分ですね。
映像特典は2期のクライマックス直前迄の総集編が含まれてますが、欲をいえば
かつてDVDで発売された「特報集!」の各ショートアニメも入れて完全版にしてほしかったですね。
価格はBlu-rayなので、やや割高感はありますが、某○アニ作品のBOXみたいに極端ではないので妥当だと思います。
先日新作エピソードが放送され、今だに人気の衰えないこの作品、皆さんもぜひともご覧になってみてはいかがですか?
まほろまてぃっく (8) (ガムコミックスプラス)
ピンナップはまほろヴェスパー戦闘服です。しかもこれを見る限り、まほろさんは元から人だったのではと訝ってしまいます。まほろさんが黄色い水溜まりの上にしゃがみ込んでいるのは何故だろう?そして刺さっているドスにもその液体らしきものが掛かっています。マシュー、いやヴェスパーグッジョブ!
それはさておき、今回でまほろはお終いです。
原作者の意図する所があるようで、稼働時間という設定が優にとって余り役立たなかったみたく、優自身に試練を与えたといいます。優は変化を求めず、管理者そのものだといい、優が大人になった時にそれに相応しい相手が降臨するという話なんだそうです。
しかし、この作品を通して、わたし自身どうも引っかかる所がありました。
セイントという名前と存在と共に地上にあらしめるということでした。
対して、地球人は文明も智慧も無く、狡猾で卑怯で料簡の狭い野蛮でえっちである存在という位置づけにあって、最早交渉すら無しということは、恰も幕末や大東亜戦争の日本ではないのかと思えます。
つまり上記の事といい、「セイント」の名は「高貴」であること、それは紛れもなく白人の祖先が「アーリア人」というおしなべて「高貴な人」という隠喩が込められているとしか思えないからです。
つまり、終始無謬であるセイントは、圧倒的なパワーで地球人を屈服させ、思い通りに事を進めてきた白人とそれに順う日本人だということです。
けれど、そこには希望があるようで、仲介役(本当は坂本竜馬みたいなコマ)のヴェスパーそしてまほろがいるわけです。そもそもセイント・マシューの葛藤を解決する存在、日本の古い言葉で「最も美しきもの」という意味の名が付けられた「まほろ」に託されたということは、やがて訪れる争いの黄昏に共に手を取り合わせんとする美しき未来を齎してくれるであろうという願いがあるのかも知れません。