ヘルタースケルター ~白濁の村~ 下巻 [DVD]
上巻であった、作画の乱れや使い回しも全く無く、素晴らしい作品です。
【連結方式】に続いての韓国スタジオによる作画の為か、日本人作家の様な奇抜な作画は全くありませんが、逆にそれが写実的なリアリティを生み出し、【鈴木みら乃】らしい作品になっています。
序盤は前作当番娘二人に対しての連続フェラ強要で、その後ジャケットの本作当番娘本番シーンへと進みます。
前半は、ジャケット右の気丈な金髪姉に対して、執拗な【お尻攻め】です。
ディルド付きの木馬に乗せられ挿入され、空いている尻と口を二人掛かりで攻める激しい3Pです。
かなりレベルの高い(!)声優さんの熱演が光っていました。
後半は、ジャケット左のグラビアアイドルでピンク髪妹に対して、【ファン感謝サービス】と言う名目の性行為をジワジワ強要し、追い込んで行く展開です。
撓わな胸の描写や、セクシーな衣服を引ん剥いて行く様は、かなり興奮を覚えました。
激しく脅える妹キャラと言う設定がなかなか良い演出でしたが、エロシーンそのものは前半に比べると少し淡白な展開です。
ただ、モザイクがかなり大きい上に、アナルやディルドにまで掛けられている為、ちょっとストレスを感じ残念に思いました。
また、フェチズム的な要素としては、下着の描写が軽いです。
基本的にノーブラなのでブラジャーの描写は皆無ですし、ショーツもいつの間にか脱いでいたり、あっと言う間に破かれたりで、同社他作の様な気合の入った描写はされていません。
それから、どのプレイも脅迫と腕ずくに依るものなので、道具を使っての拘束プレイはありません。
ヘルタースケルター~白濁の村~(DVDPG) DVDPG
たった何日か前までは、セレブだモデルだアイドルだと持て囃されて当たり前の日常だった華々しい世界からの徹底的な断絶という蹂躙ぶりはさすがのギルティクオリティ。萌え系に1ミクロンも阿らない勇気、姿勢は常々尊敬しております。この作品のDPG化がアナウンスされてからというもの願いはたった一つだけ。「改善なんてしなくていいから改悪されずにそのまま移植してください」ただこれだけでした。それを思うと素晴らしい原画を完全に無視したアニメをぶちこみ、作品観を根底から揺さぶる愚行をまぬかれた良心的なDPG化であります…が、…が、ですよ。どうしても気がかりなことがあるんです。この作品。ギルティの代名詞といえば、常に湿った肉を容赦なく打ち付ける音と淫らな喘ぎ声が絶え間なく流れ続ける『BGS(バックグラウンドサウンド)』ではありませんか。一枚絵とテキストを繋ぐ極めて粘着性の高い潤滑油として作用する最高かつ最強のシステムをこの作品では廃している。なぜ?なに?どうして?それさえ揃えば『聖奴マリア』に匹敵しうるキラーソフトになったものを口惜しや。当作に於いて件のヌチャ音や嬌声がするのは、挿し込む瞬間とヒロインの台詞があるところ、だけ。そのとき以外は静かなもので、例えば車の運転でも速度を上げたり下げたりを繰り返しますとエンジンが傷んでしまいますようにスピードは一定を保つよう指導されます。テキスト(沈黙)→プレイ(声)→テキスト(沈黙)の動静がこうも繰り返されますと、興ざめというのか集中力の持続にたいへん難ありなのです。BGS。BGSさえあったらなあと思い続ける作品でした。この分だとのちの発売がアナウンスされている同じくギルティの『輪罠 2』でもBGS不搭載の可能性が出て参りました。とにかく惜しい。あと一手、その一手がとてつもなく大きな欠落をはらんではいるものの、絵やプロットに於いては他のヤワな品の手の届かない孤高のたかみにあります傑品。
ヘルター・スケルター [VHS]
監督は『ウィルペニー・(67年)』『ブレイクアウト(75年)』の
トム・グリースだけあってソフトな実話ドラマだった。
本作の見所はチャールズ・マンソンを演じる、
スティーブ・レイルズバックの演技のみ。
たぶん彼の出演作の中で本作は、スペース・ヴァンパイア(84年)と並ぶ代表作でしょう。
ヘルタースケルター (Feelコミックス)
漫画にしては値段が高いけど、その価値は十分あった。
普通の整形ストーリーはブスな子が整形をして美人になる過程が描かれるが、ここでは主人公はすでに美しく、人気の絶頂にある。(ブスだった頃の顔が一コマも出てこないのには感心した)確かに、美人になってめでたしめでたし、というおとぎ話には私たちは何の説得力も感じない。そこからどう生きるか、により関心がある。
主人公のりりこは美しくなるために体に極限まで負担をかけているため、精神と肉体がゆっくりと、しまいには加速をつけて崩壊していく。しかし、私は他の人が言うように、彼女は精神的に空っぽの存在ではないと思う。りりこは恐ろしいほどに本当のことがわかっている。自分の栄華が長続きしないこと、自分を欲する大衆が飽きっぽいことなどを十分に認識している。その恐怖に対して死に物狂いで挑む様に私は惹きつけられた。
敵役の検事が評するように、りりこほどタフな女はいないだろう。彼女の生き方は鮮やかな花火のようだ。そして、自分の欲望に忠実で、しかし本当に欲しいものは得られない悲惨な存在でもある。彼女は自分が孤独な存在であることもよくわきまえてそれで弱さも見せるが、絶対に屈服しない。「びしょぬれの同情なんかいらないだとしたら無視されるか笑いものになった方がまし」という言葉はほんとうにすごい。