Keep on Running
特にロベン・フォードのファンではないのですが(とは言っても今まで6枚ぐら買ってますが・・・)、(What's So Funny 'Bout) Peace, Love and Understanding?が好きなので買いました。
元々ポップな曲ですが、このロベンのバージョンはソウルフルでカッコいいの一言。
アルバムタイトル曲などカバーが数曲収録されていますが、本家越えはこれだけかな。
この曲のために買っても損なしです。
トゥルース
ランドウとのプロジェクトやライブ作を省けば最も新しい作品です。
ブルーライン解散後かなりソフトな作品(スーパーナチュラル)がある一方ブルース色濃い(ブルームーン)があったりと懐の深さを見せた彼ですが、やっと彼なりのブルースが確立された印象です。
もっとも、3コードに留まらない多彩な進行、ペンタに時折挟まれるジャジィなフレーズ等、技術的なものは
早くから完成されていた訳ですが、本作は楽曲の質が高いうえ、ギターソロもたっぷり聴けますので、けちのつけようがないですね。個人的にはマイナーキーでアーバンな曲目白押しの後半が好きです。バックが熱くなってもベンドに終始せずクールなリックをスリリングに決めるソロも素晴らしいです。
New Morning: Paris Concert [DVD] [Import]
バンドにブルーラインも、イエロージャケッツからのスタジオ仲間もいない。
アップテンポ、バラードの曲もなく曲構成はロベンのメロディファンとしてはイマイチですが、ブルースだけで勝負する曲構成はよくできていると思います。フュージョン的なロベンの演奏が見たい方はドイツの方がお勧めですが、ぺダルの使い方や3フィンガーピッキングなどはよく確認できブルースの教材としてはいいと思います。リージョンフリー盤でした。
Yellowjackets
ロベン・フォードを中心としたソロ・バンドを元に形成されたイエロージャケッツの1stアルバムです。最近、ジ・ンチ(ちなみにベースは、イエロージャケッツのオリジナルメンバーであるジミー・ヘイスリップ)で元気なロベンのジャズ・フュージョン・ギターが100%聞けるレアな作品といえる。特に、4曲目「Rush Hour」はロベンのスリリングでテクニカルなプレイが聴ける名曲である。一聴の価値あり。2曲目「Imperial Strut」も秀逸。
Robben Ford & Blue Line
好評だった前作"TalkToYourDaughter"から4年ぶりの’92年スタジオ録音盤。BlueLineのメンバーとの1作目で、ジャズフュージョン系の曲が1、2曲あるものの、他はRobbenのルーツでもあるブルース系の曲で占められており、Robbenのブルースへのこだわりが感じられるアルバムとなっています。しかし、Robbenの作るサウンドは、あくまで都会的な洗練されたものであり常に西海岸のさわやかな風が吹いています。JohnHiattとOtisRushの曲以外すべてRobbenの作品で、作曲能力にもかなり非凡なものを感じます。しかしなんと言ってもすばらしいのはブルージーかつ切れ味するどいRobbenのギターで、相変わらず絶好調であり、ドラムのTomとベースのRoscoeBeckと共に質の高い演奏を聴かせてくれます。ゲストで1曲、弟のMarkFordがハープを吹いているのもうれしいかぎりです。