タイムレス~TV-CMスーパー・ポップ・コレクション
長らく探していたアメリカン・モーニング/ランディ・ヴァンウォーマーが収録されています。
やっとみっけた〜!!と叫びましたね。
それだけではありません。
同時に、Mのポップ・ミューヂックも初めて手に入りますし、
70年代、ギルバート・オサリバンの超名曲アローン・アゲイン、クレア2曲とも入ってます。
何とありがたいコンピなのでしょうね!!
全体的に70年代以前の選曲となっていますが、その分貴重ないい曲満載です。
ビクターエンタテインメントさん、ありがとう!!
さぁ後は、タコ/踊るリッツの夜 収録コンピが出るのを待つだけです。
各社コンピ担当者様、お願いしま〜す!!
アイ・フィール・ライク・プレイング(初回限定盤)
ここ1〜2年はアル中問題やた離婚問題など音楽以外の話題が先行していたロニー
ですが、今年の春にラジオDJ(ロニーのサイトで聞くことが出来ます)、夏にフェ
イセスの再結成ライブ、そしてこの秋に今回のソロの新作が出たということで、
完全復活というところでしょうか。
前回のソロアルバムは渋すぎるというか重い感じの印象すら受ける作品でしたが、
今作はいい感じに力が抜けているというか味わいのある、いつものロニーらしい
内容で、1、3、4枚目のソロアルバムと雰囲気が近い感じです。
軽快なロックナンバーでアルバムが始まるかと思いきや、1曲目がバラード、2曲
目がレゲエと意表をつく展開でしたが、バラードは枯れた感じがよく出ていて、
レゲエもロニーの声とあっていて格好よく決まっています。
そして3曲目は切ない感じのメロディが最高のロックナンバーで、ここまで聞いた
時点で買ってよかったな〜という感じです。
ちなみに、ギターのリフが格好いいロックナンバーの5曲目はロニーのサイトで
視聴できるので、興味のある方は是非。
今回、スラッシュが5曲ほど参加していますが、元ガンズだったらイジーのほう
がスタイル的にはあっているよな〜と思ったのですが、スラッシュのギターもと
てもよくマッチしていて、こういうルージーな感じのロックにもあわせられるん
だなとスラッシュのギタープレイの幅の広さを感じました。(ちなみにスラッシュ
とはガンズ以前からの古いつきあいらしいです。詳しくは日本盤の解説、レコード
コレクターズの10月号の記事にあります)
来年はストーンズの新作レコーディング、ライブツアーという噂があがってきて
ますが、ストーンズのレコーディングに入る前にロニーのソロライブを日本で見
れたら嬉しいな。
ユア・アンダー・アレスト
晩年の愛奏曲が含まれているアルバムとして有名。
ジョン・マクラフリンとの久しぶりの共演も含まれており、そこでは俗に「ジャックジョンソンのテーマ」と言われるあの印象的なギターリフが飛び出す。今やジャズギター界の大御所ジョン・スコの参加、テナーでブランフォード・マルサリス、ベースはダリル・ジョーンズ(現在ローリング・ストーンズのサポートメンバー)と、やはりマイルスはいつの時代も良いメンバーを集めていたなと今さらながら感心する。復帰後のマイルスはテクニック的には衰退の一途を辿ったため、マイルスのアドリブどうのというアルバムではない。しかし、トータルサウンドとしてのクオリティは非常に高い。マイルスは、やはりサウンド全体を見渡すことのできる稀有なミュージシャンであることを痛感する。よく例えられる話だが、ピカソが晩年シンプルになっていったように、マイルスもシンプルになっていった。テクニックがすべてではないのだ。もうマイルスのミュートトランペットの音が聞こえるだけで十分なのである。