ゼルダの伝説 神々のトライフォース
当時、親戚の家で触らせてもらったこのゲームを家でもやりたくて両親にSFCをねだったのを覚えています。
子供の頃は色んな事が出来て楽しい、ぐらいのきっかけで遊んでいたのですが、今、再びプレイしてみるとずば抜けた完成度だったという事に改めて気付かされました。
表世界はほぼ筋道通りに進めるしかないのですが、この筋道の立て方が非常によく出来ています。
カンテラ→ブーメラン→弓矢と、プレイヤーがゲームに慣れるのを見計らって段々と使い方に幅のあるアイテムが手に入っていき、
更に長距離を移動する必要性が出てきた途端、ダッシュが出来るようになります。
移動の手間が減ってくると今度はあちこち歩き回りたくなるのですが、現状の装備でどうにかなるギミックとそうでないものが上手く織り交ぜられており、
発見の喜びとまだ進められない焦れったさを同時に味わえます。
マップに進行順が表示され、また何か出来るオブジェは大体が最初から見てわかるようになっているため、初代ゼルダの持っていた強烈な手探り感と達成感は失われたとも言えますが、
その分、間口を広げながら、しかも何か出来るはずだけど今は無理という焦らし方によって、また別の楽しみを引き出す事に成功しています。
またこれが裏世界になると、推奨クリア順こそ表示されますが必ずしもこの番号の通りに進めないといけないというわけでもなく、
慣れたプレイヤーになると「このボスは強いから先に別のダンジョンでアイテムを取ってきて強化してから倒しにいく」という戦略も可能に。
ここから表裏の行き来が可能になり、マップ上の特定のオブジェに働きかけられるアイテムもたくさん手に入ってくるので、探しまわる楽しみも更に広がっていきます。
このようにゲームに慣れさせながら、徐々に工夫をさせるようにプレイヤーを導く仕掛けが非常によく出来ていて感心します。
これは謎解きのレベルデザインにも同じ事が言えます。
初めのうちは大体道なりに進んでいくだけなのですが、段々とスイッチや階層構造を利用した仕掛けが増えていき、更にはアクションの腕も要され…と、
プレイヤーの熟達を見越して新たなハードルが次々と顔を出します。
基本的にはそのダンジョンで手に入れたアイテムを駆使するのですが、以前手に入れたアイテムも発想を変えて使う事が必要だったり、
このあたりも単純にならないよう考えられています。
ヒントの類も必要最低限なので、その分、突破できたときの喜びもひとしお。
マップ自体は実は結構狭いのですが、あちこちが繋がっている構成や、表裏2枚のマップを切り替えながら進められるギミックによって広がりを演出し、
それと感じさせないマップデザインも見事です。
ちょっとダッシュするとすぐに次のエリアに到達できるので、歩き回らされる時間が少ないのも、今見るとダレずに進められていいかもしれません。
収集要素はハートのかけらだけですが、意地の悪い隠し方がされているものもあり、種類が少ないからといって簡単というわけではありません。
コンプリートにはまさにこのゲームを遊び尽くすだけの気概が必要となります。
また集めないからといって極端に不利になるわけでもなく、集めればちょっと進めやすくなり、集め尽くすと優越感に浸れる、プレイヤーのスタイルに任せた楽しみ方が可能です。
たくさんの要素が入っていますが、それらは入れられるから適当に入れたというものではなく、全てプレイヤーにどう遊ばせるか考えた上で入れてあるという事がよくわかります。
その後のゼルダ自体も含めて、現代のARPGの見本とも言えるアイディアが数多く盛り込まれたゲームですが、
このゲームを名作足らしめている理由はその革新性もさる事ながら、それを最大限活かすために練り込まれたゲームデザインにあるのではないでしょうか。
事実、発売から二十年以上が経過し、このゲームが提示したものがスタンダードとなった今になっても、このゲームの面白さ自体は変わるものではありません。
ゼルダの伝説神々のトライフォース (てんとう虫コミックススペシャル)
満を持して発売された、「神々のトライフォース」コミック化。
この本のすごいところは、あれだけのボリュームの物語をたった一冊でまとめてあるところ。
元ネタを知らなくても、この漫画だけ読んでも話が分かるようにしてある。
オリジナルのキャラクターやストーリーも含まれているが、違和感なく表現されている。
星4つにしたのは、ゼルダの中でも私の最も好きな(悲しい?)イベント、「木になってしまったオカリナの少年」の話がやや簡略化されていたからです。
裏表紙にも居るのにねぇ…
ゼルダの伝説 神々のトライフォース&4つの剣
神々のトライフォースは昔スーパーファミコンでプレイしましたが、子供心に良くできたゲームだと思ったことを覚えています。それがアドバンスに移植され、いつでも気軽に遊べるということは嬉しい限りです。
ゲーム内容ですが、ストーリーは結構長く、ステージもたくさんあるので長く遊べると思います。頭を使うところも結構あり、ハートのかけら{何個か集めることにより、ハート(ライフ)が増えていく)}がどこにあるのか歩き回ったり、楽しみながらプレイできました。剣を振るときに声が出るところが追加されています。
ピアノソロ 中上級 ゼルダの伝説/スーパーベスト (ピアノ・ソロ)
過去発売のバイエル併用のものより、曲数は少なく30曲+αです。
なので、各シリーズ2曲〜4曲程度の収録で「あの曲も好きだった
のに入っていないー」ということは多々あります。
時のオカリナは6曲入っていますが、それでも物足らない感はあり
ます。
でも、その曲数が少ない分1曲1曲の完成度が高く弾きごたえ、
聴きごたえとも十分あります。
たとえば時のオカリナ ハイラル平原メインテーマはなんと8ページ
にも及ぶ大曲です。もちろん同じフレーズの繰り返しではなく、
曲であらわされる風景がどんどん変わっていく感じ・・と思っていた
だいたら よろしいでしょうか。
大体の曲が2〜3ページ、なかには4ページにも及ぶ曲があるので
満足させてくれます。
難易度は、大地の汽笛の中上級と同じく、ある程度ピアノが弾ける
人むけです。シャープやフラット2つ程度の曲がほとんどですが
これは、原曲が大地の汽笛の曲に比べて弾きやすい調が多いから
だと思います。
(例えば、ゼルダの伝説で一番有名なアノ曲といえば、original Key
がB♭とあり、スコアも変ロ長調の♭2つなので、原曲通りの調
というわけです。)
今回は、全体的に厚みがあるので、背表紙部分がリング式になって
おり、楽譜を広げやすく安定感があります。
ゼルダの伝説 神々のトライフォース&4つの剣 (任天堂ゲーム攻略本)
ゲームの攻略が、細かく書かれており、
四つの剣と神々のトライフォースのつながりも
しっかり書かれているので、
このゲームを制覇したい!というかたにオススメ!