Winners ~アカデミー賞で聴くクラシック (最優秀作品賞)
クラシック音楽というと、難しい感じで、どうも苦手に思っていたけれど、アカデミー賞作品賞に使われている映画音楽としてのクラシックということで、「どんな曲だろう」と思い、聴いてみた。
「これって、映画用の曲じゃなくて、クラシックだった。」と映画音楽だと思っていた曲の多くと再会。聴いていると熱烈な映画ファンであるからいくつかの場面を思い起こして涙も出てしまった。
「マンドリン協奏曲」にはダスティン・ホフマンのフレンチトースト、沈みかけるタイタニックの船で演奏される賛美歌、そして「ティファニーで朝食を」のムーンリバーのピアノの音色を一瞬聴いた途端に、たまらなく、感動してしまった。
添付のブックレットには、非常に細かい映画、クラシック曲の解説、アカデミー賞の全履歴など、参考書の用な内容で、カラー解説の見栄えも、なかなか美しく、好きだ。
ということで「クラシック」苦手という僕もこのアルバムを
聴いてクラシック、映画音楽をもっと知りたくなりました。
イングリッシュ・ペイシェント [DVD]
簡単に言ってしまえば、不倫恋愛小説ということになるのだろうが、せつない。
砂漠の真ん中に水中を泳ぐ人の壁画があるということを聞いたことがある。
私たちの子供の時は(半世紀も前もことですよ)ラスコーの壁画が最古の人間の芸術作品と教わったのだが、この砂漠の泳ぐ人のけきがはそれよりも古いらしい。
「イングリッシュ・ペイジェント」とは不思議なタイトルだと思ったが、最後に謎が解けると、非常に意味の深いタイトルだということが判る。
イングリッシュ・ペイシェント [DVD]
M.シェベスチェーンの歌うハンガリー民謡が砂漠へと誘う。その耳慣れないメロディーは、何の違和感もなくG.ヤレドのテーマ曲へと変わり、砂漠に燃え尽きた愛の物語に辿り着かせる。常に死と隣り合わせの戦地で生まれた
未来へと続く恋と、今、記憶さえもが尽きようとする過去の愛の交錯。
C.S.トーマスとJ.ビノシュの演技が光る。