爆れつハンターII ザ・マンスリー5th
このマンスリーコレクションはシリアス部分もあるとはいえ
ほとんどギャグに徹しきった作品です。
特に大体3rd辺りからの銀河万丈さんのナレーションは
他の作品では決して聞けないような内容で、
銀河さんのファンなら絶対に押さえておきたいシリーズです。
おにいさまへ…DVD-BOX1
登場人物の心理をミステリー風に描いた事が、
私がこのアニメにひきつけられた理由のひとつです。
最後、原作と違う展開もありましたが
アニメ化にあたり、お友達をガンで亡くされた
池田先生自身の希望だったそうです。
それも素敵なエピソードだな、と感じています。
昭和名人芸列伝(1) [VHS]
いつから芸の無い人たちまでも芸能人と呼ぶようになったのか?ただテレビに出ているというだけで芸能人なのだろうか。今の芸能人が持っている芸は「プライベ-トを晒す」という芸ぐらいではないか?そこから得られるのは「ああ、自分みたいな人が世の中にはいっぱいいるんだ」という安心感のみである。これを退廃と言わずしてなんであろうか?娯楽って日常から解放してくれるものではなかったの?
無芸能人がお金をガポガポ稼いでいるのにうんざりしている人は、ぜひこのビデオを見て欲しい。言葉で語ることは出来ない感動が沸き上がって来るはずである。まさに芸!ほんと、これにはお金払わなきゃ!って気にさせられますよ。中でも特に素晴らしいのは故・早野凡平氏の芸である。恐るべき編集力と見立ての美学。僕はもう涙がぼろぼろこぼれ落ちてしまったよ。
人の趣味はそれぞれなんだろうけど、これに感動出来ない人とは正直、話をしたくないね。消えていく普遍性がここには存在する。
おにいさまへ…DVD-BOX2
映像美、精神世界、内容ともにアニメとは思えないほどよくできています。舞台は名門女子高校。「宮さま」「モナ・リザの君」など、憧れのお姉さま方、そして「ソロリティ」なる聞きなれない、選ばれた生徒だけが入会できる特別なグループが登場するなど、少し現実ばなれした、しかしドキドキしてしまう世界。高貴な「宮さま」が登場するに相応しく、文学や歴史、フランス語などが顔を覗かせる。実に知的な内容。
男装の麗人「サンジュストさま」と聞けば、フランス革命は恐怖政治の大天使「ド・サンジュスト」を調べまくり、シェイクスピアのソネット第18番「あなたを夏の日にたとえようか・・・」と宮さまが呟けば、「それってなに?!」と本屋でソネットを買い、「サンジュストさま」が読んでいたのが、プルーストの著作「ジャン・サントゥイユ」と知れば、早速、図書館で借りてきてしまったり・・・。読み手の知識が増えることまちがいなし。
どうせアニメでしょ、なんて思わず、ぜひあなたもお試しあれ。