アイ・ラヴ・ユー・OK
大学時代にアナログで購入したアルバム。
現在でもライヴのレパートリーになっている曲も
多数収録されており、オールドファンにはきっと
大切なアルバムだろう。
全編を通して、ポップでキャッチーな楽曲が楽しめる。
自分はリアルタイムでは聴いていないので、リリース当時に
キャロルのファンが BOSS のソロデビュー作である本盤が
キャロルのようなロックンロールでなくがっかりした・・・
という話は、「成りあがり」で読んで知った。
リリースから30年が過ぎた今にして思えば、
このアルバムでコンポーザーとしての引き出しの多さを
満を持して披露できた BOSS にしてみれば、日本のロック史に
燦然と輝くキャロルというバンドでの活動も
少し窮屈だったのかもしれない。
J-POP の歴史上では海外レコーディングの初期の傑作であり、
相沢行夫氏、松本隆氏を起用した歌詞の面でも
ジャパニーズ・ロックのそれ以前の作品からは着実に
ステップアップしている。
BOSS が10代の頃に書き上げていたというラストナンバーは、
不滅のラヴソングかつ至高のソウルバラッドだ。
天使なんかじゃない 完全版全4巻 完結セット (愛蔵版コミックス)
矢沢あいさんのつくり出す世界にはまったのは、『ご近所物語』が始まりでした。
そこから、『Paradise Kiss』にはまり、それから数年がたち、そして、今再び私の中で矢沢あいワールドに浸りた欲求が出てきました。今あげた2作品以外読んだことがなかったので、こちらの『天使なんかじゃない』を読むことにしました。ずーっと前から、この作品の名前も知っていたし、”すごくいい!”という多くの感想も目にしていたのに、今になって読むことに・・・もっと早く読めば良かった!
ご近所物語とか、パラキスに比べれば、マンガの登場人物などの設定が地味ではあります。
でも、新設された高校が舞台で、生徒会メンバーがみんな素敵で…なんてあり得ない!けど、すごく身近にも感じられて、”あり得るかも!”とも思っちゃう!
そして、登場人物も大好きです!私は1番、ケンチャンが好きだな〜!かっこわるいけど、かっこいい!男らしさには欠けるんだけど、その完璧じゃない感じがすごく好き!読む人読む人によって、お気に入りの登場人物が違うと思います!だからこそ、おすすめです!
私は無条件で矢沢あいワールドが大好きなんですが、他の作品も読みたい!ってまたさらに思わされちゃいました★★
この完全版には、それぞれの巻末に、感想文が寄せられています。バンプオブチキンのVo.の藤原さんも感想文を寄せています。私は藤原さんの歌詞によって生まれる世界も大好きなので、矢沢あいさんの世界を見た藤原さんが何を思ったのか、とかも少し知れて嬉しかったです★
I LOVE YOU,OK
矢沢の『サブウエイ特急』と尾崎の『ドライビングオールナイト』は、凄く対照的だ。矢沢のそれは、60年代の革命に失敗したあと自信を取り戻せずしらけ始めた若者を横目に、時代に関係なく、若者ならただ迷わず明日に向かって疾走しろといった熱いメッセージソングだ。一方尾崎のそれは、80年代のバブル期、若者にとって先も見えず、目的も見失い、途方に暮れながらあてなく彷徨う、しかもこの秘められたパワーをどこで爆発させてよいかそれすらも躊躇させられてしまうといった時代を象徴して叫んでいる。矢沢が尾崎の死に際し残したコメントが印象的だった。『あれだけの才能がありながら、彼の30代、40代になったときの歌が聴きたかった』。矢沢も『ゴールドラッシュ』の成功後、現実と虚像、そして音楽的方向性で苦しんだ時期があった。そこにマネージャーの裏切り(第1回目の横領。オーストラリア事件ではない)が追い討ちをかけ、苦悩と怒りを翌年の『Kiss Me Please』で曝け出した。そうした苦悩を乗り越え、新しい音楽性を見出し、新たな時代を切り開いていった。
Paradise kiss 全5巻 完結セット (Feelコミックス)
まとめて安く購入できてお得感いっぱいです。ずいぶん前に読んだことがあったけどその頃とはまた違った価値観があり、違った読後感もありました。