いそがなくてもいいんだよ
注文日: 2011/4/13
となっていますので、この日付の直前に、著者の
岸田衿子さんが亡くなったんだと思います。
岸田衿子さんは、岸田今日子さんのお姉さんだったと思います。
岸田今日子さんと言えば、ムーミンの・・・声だったと思います。
岸田今日子さんの声は独特で、よく朗読CDなどもやられていたと
思います。
注文日を思い起こしてみると、その当時、周辺もとても沈んでいたと
思います。それでも、この岸田衿子さんの本を手にして、当時、
多分、何か影響を受けたんだろうと思います。
そう思って、今、手許の『サイン本』を詳しくみると、
丁度19ページのところに、布の栞(しおり)が、恐らく、以前の
所有者がそのままにしておいたらしく、使った形跡がない状態でした・・・。
ソナチネの木
岸田衿子氏の詩と、安野光雅氏の絵とが融和した、詩集のような絵本のような美しい一冊。
詩人、童話作家であり、『のばらの村のものがたり』や『かえでがおか農場のいちねん』など絵本の翻訳でも知られる岸田衿子さんの短詩は、平易な言葉でありながら深く、美しく、心の奥底に響いてきます。
安野光雅氏の絵は、幻想的で、音楽的で、なんとも不思議な味わい。おそらくは古めかしさを演出するために、黄ばんだ紙に描かれた絵は、砂漠に埋もれた岩壁に、古のひとびとが遺した壁画のよう。
そして紙の向こうにはうっすらと、楽譜が透けて見えるのです。
どこか遠くから聞こえる、かすかな旋律のように。
装幀もとても凝っていて、テキストはまっすぐに並んでいるだけではなく、ぐにゃりと曲がっていたり、逆さまになっていたり、絵の外に転がり出ていたりするのです。
この本の中に入ってゆくと、時を刻む砂に埋もれた遠い日々が、慕わしく甦ります。
コロムビア サウンド アーカイブス シリーズ 赤毛のアン 想い出音楽館-完全版-
世界名作劇場の「赤毛のアン」を見てファンになられた人にはオススメ出来る商品です。
以前にも廉価版を買いましたが、内容が多いに不満で、
劇中の多くの曲を再現している純粋なサウンドトラックを切望していましたから、待ちに待った発売です。
しかし、実は「完全版」と謳っていながらも実際は不完全な製品です。
それでも私にとっては思い描けるシーンのほぼ全ての音楽が再現されていて満足でしたが、
特に個人的に欠落して残念だった曲が一つだけあります。
「赤毛のアン」オリジナルの曲ではないんですけれど、
放映時のOPテーマが始まる直前の、「世界名作劇場」のタイトルバックに流れる5秒程度の短い曲。
俗に「キャッチアイ」と云われるものです。
それがこちらには入っておらず、何故か1200シリーズの方には入っています。
「きこえるかしら」の冒頭ですので、アマゾンの試聴で宜しければご参考までにどうぞ。