出雲の阿国 第二集 [DVD]
秀吉天下の時代の芸人達(踊り子)という時代背景が分かれば分かるほど、その当時の芸人達の立場など、スポンサーのお墨付きが無いと踊り子(役者)の価値が上がらない。三九郎が、室町幕府時代に幼少期を過ごし、江戸へ下った仲間から、離れて今の天下人(秀吉)に取り入りたいと願う心、、、。三九郎が、道を誤ってすさんだり、阿国の妹に心を移したり、、、。このいわゆる恋愛模様にも目が離せないですね、、、。三九郎に捨てられる女、拾われる女、さまざまな人間の感情がうごめく、、、。想像した以上に面白いです。堺雅人ファンは必見かな、、、。
出雲の阿国 DVD-BOX
このドラマを支えるのは、菊川伶が演じる阿国の屈託のない笑顔だろうか?出雲で淋しい思いをしていた阿国が、踊る喜びを知ってから、どんどん表情が明るくなっていく。野心家の三九郎とは、対照的だ!ただ、踊る事の喜びの為、客層も選ばない。上層志向の三九郎とは、本当に対照的なのだ!しかし、その三九郎にも、そこまで来る様々な苦悩があって、、、。一概に善とも悪とも表現できないが、三九郎や菊は、いわば敗者なのだ!客層を選んで、上層志向なのが代えって仇になった。そんな難しい心理描写を堺雅人さんが演じる事によって、より役に深みが出る。阿国は、結構波瀾万丈の人生なのに前向きに生きている。そんな阿国のけなげさ、芯な強さに魅かれて、最後までいっきに見てしまうのかもしれない。鈴木一真の、おとぼけな演技もなかなか良い味が出ています。
出雲の阿国 第三集 [DVD]
どうやって、阿国歌舞伎一座が、一世を風靡したのかという過程を丁寧に描いていて、男性をしのぐ、人々を魅了する力、、、。そこには、敢えて『天下一』を気にも留めない無欲な阿国の姿があったから、、、。こういう感じは、いまの芸能界にもあるかもしれないですね、、、。売ろうとするのではなく、芸事が、単純に楽しければ、知らない間に人は、魅了されていくものだ。しかし、何度か男のプライドというか、昔は特に男よりも女が優れていると実感してしまう瞬間は、つらいものなのだろうか?阿国は、結構、ただ踊りの好きな普通の女であるにもかかわらず、男に去られてしまう。堺雅人さん演じる三九郎は、本当にプライドの固まりというか、こんな男に貢いでは、いけないというかすぐにすさんで、女をあっけなく捨てる人間だが、堺雅人さんが、演じると、ひとつひとつのセリフが心に染み入る瞬間があって深い、、、。しかし、夢破れ、後半は、あまり出番が少なく残念だった。しかし、最後には阿国に心に残るセリフを残し、謎に消えていく、、、。いいところは、すべて鈴木一真が、持っていってしまったか?!最後は阿国も出雲に帰り出雲で死す。予想外に印象に残るストーリーでした。三九郎を奪った、阿国の妹は、映画『ココニイルコト』で、堺雅人さんの妹役をやった原田夏希さんですね、、、。妹役の後に恋人役かぁ、、、。なにげにいつも女には困らない役が多い堺雅人さん、新たな一面を見れた事は、たしかです。
改版 出雲の阿国 (上) (中公文庫)
有吉佐和子好きとして、これこれ、という楽しみ方ができた。
いつも思うけど、彼女は本当に女ならではの視点で描ききるところがすごい。
そこが何より面白い。男性が「女性は怖い」っていう、その部分だと思う。
神経質というか、粘着質というか、どろっとした弱い部分。けど、強くて。
恋と風水のほん ~風水で導く恋の開運スパイラル。~ (ヨシモトブックス)
出雲阿国さんの携帯サイトのファンなので購入しました。
内容は携帯サイトと多少重複してる様な気がしますがいつも手元に置いて読めるのでよかったです☆☆
カラーページ多目だと思います。
思ったより本のサイズが小ぶりで少し字がよみにくいかも。。。
でも阿国さんのファンなら買って間違いないと思います(^^)