DOWNTOWN 81 [DVD]
この映画のどのカットの中にも、80's/NEW YORK/STREET/ARTが存在してて、この4つの要素によってバスキアが浮き彫りにされていく。彼はグラフィティーアーティストとして有名だけど、だけじゃなくって詩人であったりミュージシャンでもあった。つまるところ存在自体がアートなのである。しかもとびきりのPOPとシニカルをもち併せた。
音楽のシーンもいろいろあって、アート・リンゼイ率いるD.N.A/キッドクレオール/カクテルズそして自身のバンドGray(ヴィンセント・ギャロも在籍してた)などなどのレコーディング風景や、ライブ模様がある。これらの映像がみえるのはきっとこの映画の他にはないだろうし、今見てもぜんぜん新鮮でめっちゃかっこいい。ドキュメンタリーとしても楽しめる映画かも。
Round Trip
BLACKとWHITEだけの色彩の中で物語りは進んでいきます。
見開き1ページで1つの絵で文章は1行か2行。
白黒版画のように光と影を上手に操りながら最後のページまで読み進んで行き、
そこで本をひっくり返して最後まで読むと’Home again'というわけです。
裏表紙のCityは普通に読むとThen we saw the city.白い空に光の窓が見えるビルの影。
逆さまにするとWe looked back. Serchlights pierced the sky.
黒い星空にサーチライトを照らした白い高層ビル群に見えまるわけです。
一見、地味に見える本ですがすべての絵が逆さまにすると別の物に見えるのですから
これは大人でも子供でもひきつけられる物があります。
綺麗なカラーの絵本も大好きですが物の見方を考えるにも美術本としてもお勧めの
1冊です。
DOWN TOWN STORIES
大ヒットとなった「何も言えなくて・・・夏」のオリジナルの「何も言えなくて」(通称ウインターバージョン)が収録されており、ブレークの予感を感じさせた作品です。曲も粒ぞろいでイーグルスを思わせるコーラスの「サウザンド・マイルズ」や名曲「ラストシーン」、セルフカバーとなる「ユア・マイ・フレンド・リバイバル」などが収録されています。是非聞いてみてください。大人のロックですよ!
LIFE IN DOWNTOWN(初回生産限定盤)
最近レンタルでもいいかなぁと思うCDが多いのですが
今回のLIFE IN DOWNTOWN(初回生産限定盤)は
ジャケットを山口晃さんが手がけていて
たいへん素晴らしい作りになっています。
大変細かく美しく描いてあり眺めているだけでも楽しいです。
LIFE IN DOWNTOWNのテーマは下町。
日本は古いものはどんどん切り捨てていく傾向があったけれど
古くてもよいものは残して新しいものも取り入れていくようになれば
いいと思う、というコトをマッキーがラジオで話されていました。
マッキーにはもっと恋愛の曲を歌って欲しいと
願っている方にとってはタイトル&テーマからして
受け入れがたい・・・と思うかもしれませんが
それでもやっぱり心温まる1枚に仕上がっていると思いました。