「西田ひかる」SINGLESコンプリート
ズバリ、あれば、買い、です。他のベスト盤(3種あり)は、歯抜けのように「知られた(=ヒットした、ではないが…。)」ヒットが無くて、Wink的なせつなさを強調したマイナー調な彼女としては異色シングル「涙のPearl Moon」、小室哲哉を相当意識した(マーク・パンサー作詞)「as pure as」などはこのベスト盤でしか聴けない。歌は上手くも下手でも無いが、この手の乾いた声質(アン・ルイス→早見優→西田ひかる)は聴いていて疲れない。中島みゆき、筒美京平、松本隆、林哲司、谷山浩子、久保田利伸、高橋研、
多彩な作家陣、しかもこの時期(90年代末期)で阿久悠書き下ろし歌詞の「ダンダン娘」など、
歌手活動が継続的に15年間続いた点もアイドルとしては貴重。