怒首領蜂 大復活 ブラックレーベル
いままで持っているゲーム機はPS3だけだったのですが、あまりにシューティングの新作が出ないことに我慢できず、このソフトだけのためにXBOX360ごと購入しました。結果的に、このソフトが気になっている場合はXBOXごと購入しても後悔しない出来といえます。
元々アーケードの移植ということですが、移植の度合いは完璧だと思います。実際これで練習したあとゲームセンターでやりましたが、家で練習したところまで確実に進めることができ、違和感もありませんでした(家でもアーケードスティック使用)。
初めてプレーしたときは(数ヶ月前、ゲームセンターで試しにやった時)、1面からいきなりあまりに弾が早く、しかも多いので、1面で余裕のゲームオーバーになりました。ゲーム好きなのにこんな門前払いのような形で終わるわけにはいかないと思った結果、今回の購入に至ったわけです。実際、家で落ち着いてプレイしてみると、いろいろなことに気づきます。第一に、このゲームにはその激しい攻撃をほとんど避けなくてもよくなるシステムが存在すること。これがハイパーカウンターと呼ばれるシステムで、カウンターゲージが最大になったとき発動ボタンを押すと、自分の攻撃がとても強力になり、しかもそれを敵の弾に当てると敵弾が消滅するという凄いシステムです。同時にコンボ数も大量に稼げるため、得点稼ぎを兼ねています。このゲージを上げるには、主にショットとレーザーを同時押ししながら敵を破壊していくのですが、このゲームのうまく出来ているところが、同時押し状態(烈怒モード)でいると烈怒ゲージが上昇していき、上昇量に合わせて敵の攻撃が激化します。そのかわり、ゲージの量が多ければ多いほど、カウンターゲージのたまりが早くなります。敢えて烈怒ゲージを上昇させ、激しい攻撃を切り抜けてからのハイパーカウンターで敵を一掃、敵弾も消滅し、敵も一気に爆破でき、画面に大量の得点アイテムが。一度このシステムを理解すると、このゲームは単に難しいだけではなく、とても爽快感にあふれるゲームだということに気づくはずです。
そして、これもゲームセンターでやっていたときは機体選択のとき連打していたため気づかなかったのですが、オートボムというシステムがあります。被弾すると自動で弱い威力のボムが発動するのです。つまり、機体は3つ与えられますが、各機体ごとにボムが3つ、そして道中でも手に入る場合があるので、オートボムを有効にすれば、少なくとも12回被弾しないとゲームオーバーになりません。これにより、弾を避けるのが上手でなくても、ある程度進めるよう設計されています (といっても、主に不慮の事故死を防ぐ機能と思った方がいいかもしれません。根本的に敵のパターンを避けられない箇所が多いと、これをONにしても2,3面が限界だと思います)。さらに、回数を重ねていくうちに、実は本当に避けなければならない弾はそれほど多くなく、画面上にあるほとんどの弾は飾りである(弾の色による違いなど)という事実にも気づき始め、練習の成果もあってコンティニューせずに最終面に到達できるようになりました。
その練習についてですが、このソフトはアーケード版を遊べるだけでなく、練習専用のモードが用意されています。各ステージを選べるのはもちろん (本編でクリアすれば解除という形式ではなく、最初から全て選択可能です)、地味に嬉しいのがどのステージも中ボス、ボスから始めることが可能だということ。同じボスと何十回も戦うことで、自分なりのパターンを構築することが可能になります。さらに、烈怒ゲージ、ハイパーカウンターゲージのたまり具合、残機、ボム数など、いじれるものは全ていじれるので、アーケードモードで実際に起こりうる、現実的な状況を再現して何度も練習可能です。
もうひとつ、家庭用版ならではの機能が、リプレイ機能。リプレイを記録して再生することができます。早送りやスロー再生も可能なので、いったい今のプレイはどこがいけなかったのか、あのときの自動ボムは何に当たってしまっていたのかなど、色々と反省する際に有用です。私のXBOX本体はアーケードなのでUSBメモリを記憶領域にしているのですが、起動するたびいちいち記憶領域を聞かれてこれは少し煩わしいかもしれません(HDDがあると違うのかもしれませんので一応)。また、これはソフトというよりXBOXの機能ですが、驚いたのが、PS3とは違い、ゲーム機自体が提供するオプションとしてディスクのインストールがあるということ。たとえUSBメモリであっても、一度インストールすればかなりうるさいディスクの回転音から解放され、快適です。
そのほか気になった点としては、なぜかボス(中ボスは除く)が美少女フィギュアみたいなロボットばかりなこと。グラフィックを見ている限りでは、自機は普通に飛行機で、敵も戦車とかヘリとか船とか機械類ばかり、ステージ含め、どちらかというと硬派なイメージなのですが、ボスだけかなり浮いています。たとえばパッケージに描かれているのは(たぶん)1面のボスですが、実際には、これより"萌えキャラ"にかなり近い絵になっています。全体の調和を保つという意味で、本当にボスをこんな見た目にする必要はあったのか(そして、わざわざそっちの方面に媚びる必要性はあったのか)、という点は疑問に思いました。普通に大型戦艦とか戦車みたいなボスの方がいいと思うのですが、これは時代の流れなのでしょうか。
総合的に見て、最初はあまりの敵弾の激しさに狂気すら感じると思いますが、何度もプレイして慣れ、ルールを理解すると、逆にこの激しさが陶酔感、爽快感に変わります。はじめはすぐ死んでしまって(あるいは自動ボムが発動してしまって)全くスコアも稼げないのですが、やればやるほど得点も伸びて面白くなってくる、中毒性が高いゲームです。私は既に、アーケードモードでプレイした回数だけゲームセンターでプレイしたとすれば、XBOXとこのソフト(とアーケードスティック)を買うために必要な金額を上回るだろうというくらい遊んでいるので、とても満足しています。PS3でも出して欲しかったというのが本音ですが、待っていてもおそらく出ることはないだろうと思われるので、気になる人はこの機会にXBOX360を買ってシューティングの世界に浸ってみてはいかがでしょうか。特にこのタイトルはシューティングというジャンルにおける、高難易度化、つまり初心者お断りという敷居の高さを感じる象徴ともいえるような作品ですが、私はむしろこの作品によってシューティングをより面白いと感じるようになりました。
「怒首領蜂大往生・ケツイ~絆地獄たち~」オリジナルサウンドトラック
というのが一番の印象でした。勿論良い意味でです。
近年、ゲームミュージックは、メディアの大容量化やハードの高性能化に伴い
それまでの制限が取り払われ、表現の幅が他の表現媒体のように広がり、
様々なジャンルの音楽がゲームミュージックに使われるようになりました。
現代においては特に、映画やアニメの音楽などにも劣らない、
非常にクオリティの高いゲームミュージックも当然のように見かけます。
そして従来用いてきたチップチューン、つまり
制限された音源を元に音楽を演奏する方式は
「必要性」の喪失により、次第に影をひそめていきました。
しかし、「必要性の無い」ものは、価値の無いものなのでしょうか?
並木学氏のこのゲームミュージックは
あえて制限の多い、
チップチューンによるゲーム音楽の表現がなされています。
具体的にはプレイステーション初期時代くらいの印象を受けました。
そして感じたことは、「ああ、良いなあ」です。
いわゆるピコピコ音と呼ばれる極端に制限されたチップチューンではありません
そのような極端な意味合い、または懐古的な意味合いでの良さでは無く、
チップチューンの表現技法としての普遍的な魅力をはなっていると感じました。
近年、XBOX360のLIVE アーケード等で、
昔ながらのサイドビューのゲームがたくさん出ている事をご存知でしょうか?
これらのゲームは構成がシンプルで、手軽に作れ、手軽に遊べるというメリットを有していますが
私が感じるのは、この制限の多い構成から感じる「普遍的な魅力」です。
こういうものが、「良い」のです
長々と語りましたが
並木学氏の奏でる世界観や煌びやかさに胸を躍らされ、
そして何より、ゲームミュージックって、良いなあと感じされられるサウンドトラックでした。
ゲームをプレイなさった方は勿論、
様々な方向の音楽に興味のある方は、是非手にとってみて
ゲームミュージックの持つ「普遍的な魅力」に触れてみてはいかがでしょうか?
怒首領蜂 大復活 ver.1.5(初回限定版:特典アレンジCD、「怒首領蜂 大復活Ver1.51」ダウンロードトークンカード 同梱)
移植度は高いと思う。ただ処理落ちの場所が少し違うくらい、あとはほぼ完璧。
確かに弾は多いが、その分オートボムの装備やハイパー、自機の強化によりゲームの難易度は同社のSTGにしては1週目は非常にやさしい、また稼ぎも非常に楽しい。絶妙にバランスを取っていると思う。2週目(特に裏)は上級者にも歯ごたえのあり、良いと思う。
NOVICEモードは超初心者でも簡単にクリアーできるし、大往生機体でプレイするアレンジAは上級者にも良いと思う。強制的にパワースタイルになるので徹底したパターン構築が作れる。
ただアレンジBは正直ルールがよくわからんのであまり面白くない。
全体的にみると良作といえると思う。
「怒首領蜂大復活」for iPhone/iPod touch オリジナルサウンドトラック
iPhone/iPod touchで使用された怒首領蜂大復活のOSTです。どの曲も格好よく、何度聴いてもあきません!!
個人的には、stage1とラスボス2の曲が好きです。
ラスボス2のvocal versionはめっちゃよかったです。気付いたら、何度もリピートしてました(^_^;)
余談ですが、ケイブの音楽ってとてもいい曲ばかりです。聴いてて楽しい気分になります。
ケイブさんには、これからも頑張って欲しいです。
長くなりましたが、これはオススメです。迷ってる人は買って損はないと思います。
長文失礼しました(^_^;)
怒首領蜂 大往生
中古店で見かけたので買いました。
近所にビデオゲーム主体のゲーセンがないので、ケイブのシューティングは全部移植版しか経験してません。
先にPS2版「虫姫さま」を経験したせいか、当たり判定を光で示してくれないのが不満でした。
このゲームも当たり判定は小さいんでしょうけど。
まだ慣れていないんですかねぇ。