私の場合、イクフン・シリーズ本中心に学習し、4回連続で800点台前半をさまよっていたのですが、この本をやって、念願の900（L455R445）に到達しました。

この本の特徴は、一言でいえば、チャンク（語のかたまり）ごとの音読練習です。
すべての章の演習を一通り終えた後で、シャドーイングとオーバーラッピングのTaskのみを何度か繰り返しやりました。シャドーイングは初回はつらいのですが、少しずつできるようになってくると何故か自信が沸いてきました。

かつては別の本を使ってナチュラルスピードの英文シャドーイングを試みましたが、私には極めて困難でした。ですが、この本では、各チャンクが読まれた後に、数秒間の適度なポーズがあるので、練習しやすかったです。
また、付属のＣＤのうち、上述のTaskの音声のみを録音して、通勤電車内で何度も聞き、イメージトレーニング（脳内シャドーイング）もしました。
この本では、ディクテーションのTaskもありますが、手間と時間がかかりすぎるので、まじめにやりませんでした。

チャンクごとの音読練習により、リーディング問題であまり返り読みしなくなったと思います。
シャドーイングもオーバーラッピングも通勤電車内の聞き取りも、すべて英語だけでレッスンしているのが良いのかもしれません。

知識がついたわけではないのですが（実際、AMで語彙だけは点数あがってない）、Part3,4,7の問題を解くスピードと精度が上がった感じがします。
900点ちょうどなので、本のタイトルのように「突破」と言えないかもしれませんが、念願の900点に到達できたので、この本にはとても満足しています。