師弟のその後おすすめ度
★★★★☆
待ちに待っていた下巻の発売。
内容は天竺に行くまでに妖怪との戦いを通じて師弟の絆が強まり心が成長していくという話。
でてくる妖怪も極悪な感じはせず、どこか憎めない妖怪や可哀想な妖怪も出てきて一風変わった勧善懲悪モノで楽しめました。
個人的には「月のウサギ」の話が良いです。天竺に着いてからの話は個人的にはあまり好きではありません。
話の中の世界観が仏界・天界・魔界・下界入り乱れてすごい広い世界観で描かれているので、
聖天大聖(悟空)と平天大聖(牛魔王)が天界相手に戦争していた頃の話とか八戒が天蓮元帥だった頃の話を詳しく書いたら1冊や2冊の本ができるほどおもしろい話ばかりです。
最後に新たに旅に出るところで終わっていますがその続きを書き続けてほしいと感じました。
忘れた頃に登場!
おすすめ度 ★★★★★
連載は1年ちょっとでしたが、本編では旅をはじめて15年くらい経っている。
「こんなにかかったの?」とビックリ、「天竺て遠かったのか・・・・」と実感。
前半などで登場したキャラクター(主人公達が酷い目にあった)が再登場したりで、「そういえばそんな事件もあったなぁ・・・」と半分忘れていることも(笑)
そこは、新聞の連載で小出しで読んでいるので仕方ない。
後半になると、いろんな試練を乗り越えて成長した孫悟空たちの息の合った場面が見れて、心地いいというか何ともいえません。
三蔵の心の広さも感心しきりです。