大人の心の糧となる名作 おすすめ度 ★★★★★
松本訳『赤毛のアン』が良かったので、読んでみました。
アンがアヴォンリーで先生として働いて暮らす2年間。
『アンの青春』って、こんなにいい小説だったのか・・・と
新鮮で、幸福で、深い余韻が残りました。
訳者によって、小説のイメージがこんなに違うことに驚き。
訳者が、小説家だからかもしれませんが
プリンスエドワードアイランドの風景の美しさ
アンやミス・ラヴェンダー、マリラのこまやかな感情が
心にしみました。
続編にも、イギリス文学や聖書から
引用がたくさんあったことも、驚きでした。
その意味を、注で読むのと、読まないのとでは
面白さが、全然違いました。
本当の『アンの青春』は
大人が、日々を生きていく心の糧となる名作だと、わかります。
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