サン=サーンス:動物の謝肉祭
動物の謝肉祭は以前はオーケストラ版を気に入っていましたが、最近は室内楽版に凝っています。でも、中々気に入った演奏に巡り会えません。図書館でこのCD(以前のフィリップス盤)を発見し早速聴いてみました。実に素晴らしいのひと言です。名手達が合奏を楽しみながら奏でている姿が、髣髴とされます。どなたかも書いておられる通り、「ピアニスト」におけるピアノの掛け合いは実にみごと。ライブならこんな楽しいおふざけもありでしょうが、セッションでこれをやった方も偉ければ、許したレコードエンジニアも大したものです。まあ、アルゲリッチの気ままぶりには勝てなかったということでしょうか。
残念な点は、何故か旧フィリップス盤の方がわずかに音が良く聞こえること。旧盤は、実に生気に満ちた音がしています。所々、はっとするほどの美しさ。新盤は、なんだかまろやかに聞こえます。本当にほんのちょっとですが。。その分、星を一つ減じさせていただきました。
残念な点は、何故か旧フィリップス盤の方がわずかに音が良く聞こえること。旧盤は、実に生気に満ちた音がしています。所々、はっとするほどの美しさ。新盤は、なんだかまろやかに聞こえます。本当にほんのちょっとですが。。その分、星を一つ減じさせていただきました。
スコア サン=サーンス 組曲『動物の謝肉祭』 (Zen‐on score)
とにかく安いんで買ってみて。スコアは、ちょっと印刷が小さめで、読みにくいけど、有名な「白鳥」や「象」も含め、全曲が楽しめます。楽器奏者の方、自分の楽器紹介の時に、奏でる曲、お探しでしたら是非、オススメしますよ(笑)
サン=サーンス:交響曲第3番<オルガン>/動物の謝肉祭、他
初版の交響曲3番だけ入ったディスクを持っています。動物の謝肉祭は入ってませんので3番だけの感想。
モントリール交響楽団全盛期の録音で、管弦楽・オルガンとも優秀です。
決して力まずしかし熱い演奏となっています。同曲においてはいろいろな演奏をCDで聴きましたが、
最後はこのディスクに戻ってきます。決定盤です。
モントリール交響楽団全盛期の録音で、管弦楽・オルガンとも優秀です。
決して力まずしかし熱い演奏となっています。同曲においてはいろいろな演奏をCDで聴きましたが、
最後はこのディスクに戻ってきます。決定盤です。
サン=サーンス:歌劇「ヘンリー8世」全4幕 [DVD]
私はこのオペラに関してほかの音源を知りませんので、このDVDについての主観的評価です。
それは衣装がきれいで、地味ながら音楽が素晴らしいということです。
話は「エリザベス」以前のイングランドで、エリザベスを知っている方なら
すぐにピンとくる内容です。
サンサーンスがイングランドを舞台にしたオペラを書き、演出は英国の堂々としたもので衣装は
フランスのテイストが入ったオペラといえばわかりやすいでしょうか?
第二幕の最後にヘンリー8世と愛人(アン、エリザベスの生みの親)の蜜月のシーンを象徴するようなバレエは
全く、音楽のみで男女二人でなされる踊りは、それ自身見ごたえもあり、意外と長い時間です。これはおまけ的な要素で
3幕の婚姻無効の裁判のキャサリン(スペインから嫁いできたお妃)のアリアはとても美しいものです。このオペラ全体に
キャサリンに関してはすごくきれいな音楽が割り当てられており、
ヘンリー8世についてもCMで使えそうな、隠れた名曲があります(これはあくまで主観)。
そして最後の4幕のフィナーレでのアンを試すときのハープと合唱の一体となるところから三重奏にかけてとても良い。
実際に、全体のバランスの良い作品であり、演出は飛びぬけていると思いますし
照明やカメラアングルはずば抜けており、当日客席で見るよりもうまくまとめられている気はします。
このオペラは
イングランドの歴史(イングランドとスペイン)をフランスの作曲家がまとめ上げたところに
独自性があるのかもしれません。英国の作曲家ではこうはいかないと思わせる何かがあります。
題名で引くというより、積極的に購入されて見ることをお勧めいたします。
映像の解像度、音とともに損はないと思います。オペラにおけるバレエとしては量は多いほうだと思います。
それは衣装がきれいで、地味ながら音楽が素晴らしいということです。
話は「エリザベス」以前のイングランドで、エリザベスを知っている方なら
すぐにピンとくる内容です。
サンサーンスがイングランドを舞台にしたオペラを書き、演出は英国の堂々としたもので衣装は
フランスのテイストが入ったオペラといえばわかりやすいでしょうか?
第二幕の最後にヘンリー8世と愛人(アン、エリザベスの生みの親)の蜜月のシーンを象徴するようなバレエは
全く、音楽のみで男女二人でなされる踊りは、それ自身見ごたえもあり、意外と長い時間です。これはおまけ的な要素で
3幕の婚姻無効の裁判のキャサリン(スペインから嫁いできたお妃)のアリアはとても美しいものです。このオペラ全体に
キャサリンに関してはすごくきれいな音楽が割り当てられており、
ヘンリー8世についてもCMで使えそうな、隠れた名曲があります(これはあくまで主観)。
そして最後の4幕のフィナーレでのアンを試すときのハープと合唱の一体となるところから三重奏にかけてとても良い。
実際に、全体のバランスの良い作品であり、演出は飛びぬけていると思いますし
照明やカメラアングルはずば抜けており、当日客席で見るよりもうまくまとめられている気はします。
このオペラは
イングランドの歴史(イングランドとスペイン)をフランスの作曲家がまとめ上げたところに
独自性があるのかもしれません。英国の作曲家ではこうはいかないと思わせる何かがあります。
題名で引くというより、積極的に購入されて見ることをお勧めいたします。
映像の解像度、音とともに損はないと思います。オペラにおけるバレエとしては量は多いほうだと思います。