予告でもあったように、確かに漫画とは一味違う（アニメからは想像もつかないほど）、シリアスな内容となっています（表紙の面子がすでにシリアスですが）。アニメの軽さが好きな方には「ちょっと重いよ」、原作のセリフ回しに慣れている方には「原作（漫画）は原作、小説は小説だから、割り切ってね」と言える描写だと感じました。実際、セリフだけで一ページ近く使っているキャラもいます。一番不安だったのは文体で、「落・乱」の世界に合う文体かどうかがとても気になっていました。しかし読んでみると、とてもテンポが良く、３時間ほどで読み終えられる（むしろ続きが気になるので、一気に読む他なくなる）内容でした。
　読後の感想としては、「忍術学園って、こうやって守ってるんだ」「やっぱり悪役はあの御方か（笑）」「味方であるうちはいいけれど、敵に回ると恐ろしい」といったところがあげられます。たった一つ、「アレはどうなった？」と思うところもありました。ともあれ、原作＆アニメともにファンの自分にとっては、とても小気味よい作品です。
　欲を言えば、小説は小説でも、もう少し映像化（漫画含む）を意識したアクションや場面転換、作り込んだ展開であれば、より深く楽しめる作品になったと思います。

　少々ネタバレになってしまうかもしれませんが、創作活動で小説や漫画を手掛けられている方には、少なからずご縁のあるネタではないでしょうか？

　なお、個人的にフォント遊びはオッケーなのですが、文字サイズを大きくされると先にそっちを読んでしまう傾向があるので、できれば同じサイズにして頂きたかったと思います。

923円＋送料無料の言葉に騙されました(T_T)
この商品の値段は相場315円くらい。
923円なら、値段が相場の3倍近くあるから、きっと普通の物よりたくさんしゃぼん玉液が入っているのかな？？とか、勝手にですが勘違いしてしまいました。
届いた商品は、普通の315円相場の商品。
送料として、600円以上の上乗せをした表記でした。
こんな送料なら、絶対買わないのに！
表記の仕方に、問題が有ると思います。
もうちょっと、消費者に誠実な表記にしてほしいです。改善を期待します。

商品については、吹き口が優れものです。しゃぼん玉がすごくいっぱいでます。
楽しいです。

籠城戦豆知識がいっぱいです。
知らないことを知るのは楽しいので、それだけで価値がある一冊ではあります。
ただ、後半が駆け足なので薄味というか尻すぼみ感があります。
今後四年に編入するだろう、新キャラの浜守一郎がさほど濃いキャラではないのも、その薄味の原因かもしれませんね。
上級生の自己紹介等を省いて、もっと一はにページを割いた方が一緒にいる守一郎のキャラを押し出し全体的に濃くなったのではないかと思います。
賑やかな一はにまざると、それだけで楽しい雰囲気がありますし。
知っているキャラの自己紹介より一はがワーキャーしている姿の方が面白いですし。
でも、最初に書いたように、籠城戦豆知識は本当にいっぱいで、石垣や逆さまについての話も感心しきりでした。

ところで、P83での雷蔵の台詞がP199では三郎が言った事になっているのは、第2刷から訂正されるのでしょうか?
それとも、勘右衛門の勘違いとして残るのかな?