もっけ(勿怪) 1 アフタヌーンKC
物の怪を視ることができる姉と、物の怪に憑かれやすい妹の、物の怪に関わる連作短編。霊的な選良の、物の怪への親近感と畏怖の両面が描かれる。土俗的な独特の雰囲気とポピュラーな絵柄の絶妙な調和。
もっけ 9 (アフタヌーンKC)
本当は「妖怪」と表記するのは間違いなんだろうけど
ほかの作品と対比する上であえてこの表現とします。
帯にも書いてあるように
「奴らは居んのが当たり前ぇ」
というスタンスで
妖怪を退治するのではなく、
それとの付き合いをして行くという形で
そこから人の心や
時代の変化などを表現していたのが
いままでの妖怪物と違うところであり、
非常に好感が持てたところであった。
個人的には高校編はいらなかったのでは?
と思うところもあるのであるが、
無駄に長く続くことなく
非常によくまとまった形で完結したのは
よかったと思います。
しかし、やはりこの物語の本当の主人公は
姉妹ではなく、お爺さんだったのですよ。
スピンオフで短編でいいから
お爺さん主役の話を見てみたいです。
ほかの作品と対比する上であえてこの表現とします。
帯にも書いてあるように
「奴らは居んのが当たり前ぇ」
というスタンスで
妖怪を退治するのではなく、
それとの付き合いをして行くという形で
そこから人の心や
時代の変化などを表現していたのが
いままでの妖怪物と違うところであり、
非常に好感が持てたところであった。
個人的には高校編はいらなかったのでは?
と思うところもあるのであるが、
無駄に長く続くことなく
非常によくまとまった形で完結したのは
よかったと思います。
しかし、やはりこの物語の本当の主人公は
姉妹ではなく、お爺さんだったのですよ。
スピンオフで短編でいいから
お爺さん主役の話を見てみたいです。
もっけ(1)
妖怪漫画というジャンルがあるとすれば、この作品はその最高峰にあると思います。柳田國男をはじめとする民俗学者の研究成果を作中に生かしており、単なるホラーものの漫画が多い中では異色のものかと。感じとしては大人っぽいとなりのトトロ。子供も大人も楽しめる良作です。
もっけ 其ノ壱 [DVD]
色々に考えたのですが、結論としまして、消化不良だろうと思います。
原作が結構に濃密でして、30分で一話やるには分量が多いんです。
しかも、セリフとか全部詰め込んじゃってる。
なので、画面見ると、常に誰かが喋ってる。
こういう精霊めいた物を扱う時は雰囲気をどう出すかが命なんです。
おそらく必要なのは「間合い」。
静から動、動から静への展開って言っても良いと思います。
どう見ても「静」が無い。あっても極めて短い。
常に喋ってる。常に動いている。
こういう作品、改変するのは実に結構でやるべきだと思うのですが、
そういう時「必要な物」を残して「不必要な物」を残らず切り落とす。
不必要なものが大分に残ってるのに必要な物を切り落としていると
私には見えて仕方ない
その結果、「消化不良」に該当するだろうと考えました。
原作が結構に濃密でして、30分で一話やるには分量が多いんです。
しかも、セリフとか全部詰め込んじゃってる。
なので、画面見ると、常に誰かが喋ってる。
こういう精霊めいた物を扱う時は雰囲気をどう出すかが命なんです。
おそらく必要なのは「間合い」。
静から動、動から静への展開って言っても良いと思います。
どう見ても「静」が無い。あっても極めて短い。
常に喋ってる。常に動いている。
こういう作品、改変するのは実に結構でやるべきだと思うのですが、
そういう時「必要な物」を残して「不必要な物」を残らず切り落とす。
不必要なものが大分に残ってるのに必要な物を切り落としていると
私には見えて仕方ない
その結果、「消化不良」に該当するだろうと考えました。