大人の科学に掲載され、電子版が発売されていたのは知っていたのですが
この度纏まった形で紙媒体として出版されるのを発売後に知り、購入しました。

赤い箔押し地に白抜き文字と「ああ、一応演出はしているな」と思えます。
できたらハードカバーに紙カバーがついていたらいいなあ、とは思いますが
まあそれはさすがに無理ですよねと納得して中身を開きます。

「…」
読みにくい。

何せ学習まんがというものは小学生の低学年すら読めるように書かれたものなので
そのようなものを無意識的でもに期待してしまっていると、違和感が拭えません。

全体的に
コマ割が変形過ぎること、内容を詰め込みすぎでページが足りないこと
清潔感のない線を画風にされた作家さんや
学習漫画を描くスキルを持っていない作家さんをチョイスしていること
「情報」よりも作家さんや企画編集の人の面白アピールが前面に出すぎていること。

など、作家さん本人の問題ではなく
企画や編集のかたが、この「大人のひみつ」を出版するにあたって
それらしい話題を違う畑の漫画作家さんと組み合わせて

「ほら、おもしろくね！？」って言われても…

えびはら先生とあおおに先生の漫画は良かったです。安心できますね。

劇画系やヘタウマ画風の作家さんナンセンス系の作家さんは
取材した情報を伝えることよりも面白くしようとしていて…ちがうんですよね…

パロディアイテムとしてなら及第点です。でも1回目を通して二度は読まないと思います。

文句なしに面白い！
思わず２巻、３巻いっちゃいました！
笑いのエッセンス満載です。

当時少年ジャンプで連載されていたころ、「３年奇面組」でした。
当時からキャラクターのネーミングのすごさ（駄洒落）がインパクト大でした。
主人公グループは「いちどうれい」「れいえつごう」「しゅっせきよし」「だいまじん」「ものほしだい」（すべて駄洒落ですね・・・）
あーひらがなで書イメージがくずれるかな・・・
当時「れいえつごう」だけはピンとこなかった事を記憶しています・・・
しかも、私の記憶している中では、キャラクターの登場数では一番ではないでしょうか？（１組~１０組×５だけでも５０人！）
当時は友人と、どれだけのキャラクター名を覚えているかを競い合ったものです。
また、主題歌を歌っているのが、おニャン子クラブ出身の二人というのも懐かしいし、曲のタイトルが奇妙なのも必見（必聴！？）です。
そんな駄洒落がいたるところにちりばめられているこの作品
今見てもとても新鮮に感じられます。お勧めです！！

1985年頃の少年ジャンプの連載だった漫画だけど、自分の青春時代の１ページってとこもあるし、一堂礼と河合唯の微妙な恋愛感と変態感は、今のマンガにはない面白さだと思う。１度見る価値はあるよ。