切ないけど最後に別れた二人が出会う瞬間に心うたれます。ドラマとは違う面白さが滲みでています。この恋の行方はどうなる経緯にはまっていきます。

ソロ3年間の集大成であり、ベスト盤に近い感じがします。

Do Asとはまた違った雰囲気が楽しめる、そんな1枚な気がします。

　ドラマ版の大ファンですが、ノベライズ版も非常においしい！。まず、数ある韓ドラの中から、この題材を選ばれたことに拍手。日本では決してメジャーではないかもしれませんが、本作はヒョドン閣のように、”隠れた名店”なのです（チソンやクォン・サンウ、ソ・ジソブなど、美形ぞろいだしね）
　さすがに、TV版のような料理の熱やおいしさは伝わりづらいですが、登場人物のはつらつとした愛情（憎も・・・）は、しっかり伝わってきます。ヒョドンとアボジの絆にも涙腺が緩みます・・・。
　暗くて因縁めいた、そして記憶喪失と交通事故がパターン化している韓ドラに飽きたら、ぜひ本作をご賞味あれ。読み終わったら、きっとおいしいものをおなかいっぱい食べたときのように、幸せな気持ちになること請け合いです。
　興味深いのは、シネとヒムンの描写が多く、しかも、主人公たちに負けず劣らずいい感じの描写。多分、著者の好みが投影されたのでは、と思ったりして。ちなみに、私は絶対ヒエ派です！

長谷川京子と小出恵介が共演している『おいしいプロポーズ』は視聴者率は低かったけど、同時にやっていた連ドラの中で一番おもしろくて、はまりました。『おいしいプロポーズ』を見ていた人には、ぜひ、サウンドトラックCDを買ってもらいたいです。あと、ドラマに出ていた小出恵介の演技を見ていて、とってもいい俳優さんだなぁって思いました。

この本は、全体的にとっても読みやすく、主人公や周りの仲間達もおちゃめなかんじで、読んでいて楽しくなります。
そして、料理対決など、ハラハラする場面もあり、１冊で２度も３度も美味しい本だと思います♪♪