刻の大地 愛蔵版6
※全編(?)を読んでの感想です。
前作「レヴァリアース」で明かされなかった謎・伏線を知りたいと思ってこの作品を読んでいました。
受験などの個人的な事情でしばらく漫画から遠ざかっていましたが、
偶然愛蔵版の発売を知り、懐かしさもあり手を取ってみたのですが・・・。
未完であることは知っていましたが、それでも消化不良な感は否めませんでした。
伏線が回収されているどころか、エストやナドゥという新キャラが出てきて、彼らの正体についても明かされないまま・・・。
シオンの義理の母&妹の存在も、「レヴァリアース」での「父一人・子一人」としか思えない描写を思い合わせると、
ちぐはぐな印象を受けました。
女嫌いのシオンが妹にどう接していたかも気になりますし。
シオン父の再婚もシオンが生死不明になってから、妹も産まれたばかりという設定ならまだ納得できたのですが・・・。
一番納得いかなかったのは、イリア&レムがイールズオーヴァに対面し、過去の話をしているシーン。
3年前に戦った当事者たちが3年前のその話を、まるで初対面のように話しているのはおかしいと思いました。
イリアは3年前「殺されるかもしれない」という恐怖を感じたはずなのに、
そこまで恐れた相手を簡単に忘れることが出来るものなのでしょうか?
それとも「レヴァリアース」に出てきたイールズオーヴァは死んでいて、
この作品に出てくるイールズオーヴァは別人(双子の弟か何か)なのでしょうか?
それはそれで新たな謎を生む展開だと思うのですが、
作者さんが続きを描かないと発言された以上、残念ながら真相は藪の中ですね・・・。
なお、この愛蔵版の内容の大部分は「絶版マンガ図書館」でも読めるようです。
「復刊」された漫画が何故「絶版」マンガ図書館で読めるのか不明ですが・・・。
イラストは可愛いし、キャラクターは魅力的、世界観も独特で、「名作」と言っていい作品だとは思います。
だからこそ、後半の失速が非常に残念な作品だと思います。
「レヴァリアース」「幻想大陸」はストーリーも上手くまとまっていて今でも好きです。
これからこの作者さんの作品を読む場合は、上の二作品をおすすめします。
この「刻の大地」も素晴らしい作品ではありますが、前述の通り未完のため万人にはおすすめできません。
打ち切り漫画でもある程度は話をまとめているものですが、この作品にはそれすらないので・・・。
前作「レヴァリアース」で明かされなかった謎・伏線を知りたいと思ってこの作品を読んでいました。
受験などの個人的な事情でしばらく漫画から遠ざかっていましたが、
偶然愛蔵版の発売を知り、懐かしさもあり手を取ってみたのですが・・・。
未完であることは知っていましたが、それでも消化不良な感は否めませんでした。
伏線が回収されているどころか、エストやナドゥという新キャラが出てきて、彼らの正体についても明かされないまま・・・。
シオンの義理の母&妹の存在も、「レヴァリアース」での「父一人・子一人」としか思えない描写を思い合わせると、
ちぐはぐな印象を受けました。
女嫌いのシオンが妹にどう接していたかも気になりますし。
シオン父の再婚もシオンが生死不明になってから、妹も産まれたばかりという設定ならまだ納得できたのですが・・・。
一番納得いかなかったのは、イリア&レムがイールズオーヴァに対面し、過去の話をしているシーン。
3年前に戦った当事者たちが3年前のその話を、まるで初対面のように話しているのはおかしいと思いました。
イリアは3年前「殺されるかもしれない」という恐怖を感じたはずなのに、
そこまで恐れた相手を簡単に忘れることが出来るものなのでしょうか?
それとも「レヴァリアース」に出てきたイールズオーヴァは死んでいて、
この作品に出てくるイールズオーヴァは別人(双子の弟か何か)なのでしょうか?
それはそれで新たな謎を生む展開だと思うのですが、
作者さんが続きを描かないと発言された以上、残念ながら真相は藪の中ですね・・・。
なお、この愛蔵版の内容の大部分は「絶版マンガ図書館」でも読めるようです。
「復刊」された漫画が何故「絶版」マンガ図書館で読めるのか不明ですが・・・。
イラストは可愛いし、キャラクターは魅力的、世界観も独特で、「名作」と言っていい作品だとは思います。
だからこそ、後半の失速が非常に残念な作品だと思います。
「レヴァリアース」「幻想大陸」はストーリーも上手くまとまっていて今でも好きです。
これからこの作者さんの作品を読む場合は、上の二作品をおすすめします。
この「刻の大地」も素晴らしい作品ではありますが、前述の通り未完のため万人にはおすすめできません。
打ち切り漫画でもある程度は話をまとめているものですが、この作品にはそれすらないので・・・。