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マイノリティ・リポート―ディック作品集 (ハヤカワ文庫SF)

フィリップ・K. ディック
おすすめ度:★★★★★
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よくまとまったお買い得短編集
おすすめ度 ★★★★★

はっきりいって、お買い得です。
正直、さすがに内容にバラつきはあります。
でも、どれもが及第点で、多くが大変優秀で。
映画化された短編3作を含む7編が収録されています。
ディックのひねりを利かせた部分で、知的に遊ぶのもよし
その裏でとてもヒューマンなディックの真髄を味わうもよし。
大変なお勧め本。



難しい
おすすめ度 ★★★☆☆

いろいろ難しい。内容はもちろん難しい。
でも、自分は外国の本を訳した文章が読みにくくてたまらない。
もともと難しいものなので、わけわからんかった。だから星3つ。

まあ、そんなことは自分がダメなだけであって、ディックの評価を落とすようなものではないでしょう。

個人的に1番はジェイムズ・P・クロウ。ロボットに支配されている、というのは良かった。


映画原作を含む佳作集
おすすめ度 ★★★★☆

 本作品には映画の原作となった「マイノリティ・リポート」「追憶売ります(映画タイトル「トータル・リコール」)」を含む7編が収録されている。
「マイノリティ・レポート」はサスペンスとしても十分楽しめるし、謎解きとなるコンピュータ管理の仕組みについてもニヤリとさせられる作品だ。

「ジェイムズ・P・クロウ」はロボット管理社会への風刺作品と言ったところで、ジュウブナイルなどに向きそうな話だ。
「水蜘蛛計画」は「SFマニアがSFマニアに贈るクリスマスプレゼント」とでも言いたくなる楽しい作品。ディックが、こういう感じのSFファンだとは思わなかったので、意外な感じもする。

「世界を我が手に」「安定社会」「火星潜入」はモチーフとなるガラス玉が共通しているが、これが非常に魅力的な発想だ。これはディックのオリジナルなのだろうか? なお「安定社会」は事実上の処女作と言われているが、すでにディックの作風ができあがっているのがよく分かる。

「追憶売ります」は結末の入れ子状の物語構成が、ややありがちだとは言え、映画のラストシーンには向く作品だと改めて思える。


映画版との違いをかみしめてみてはいかがでしょうか?
おすすめ度 ★★★☆☆

ブレードランナー、マイノリティーレポート、トータルリコール、スクリーマーズなどたった一人の作家から4作もの映画原作が出版されているのは非常に稀な物と考えられるがこの短編集を見れば彼が非常に日本人作家で言う所の星信一氏に近い事が覗える。アンフェタミン(麻薬の一種)を噛みながら著したと言われる彼の作品には他の誰も思いつかない様なアイディアが数多く盛り込まれておりまた最後には読者をアッと言わせるエンディングが用意されている。その点では非常に優れた作品であるのかもしれないが彼の映画化作品の大半が短編であるためか映画版とは全然進展が違うため映画での世界観をより深く理解しようとする人には向かないかもしれない。彼の作品は映画原作としてではなくあくまで1短編作品と!して見るべきだと思う。


概要
プレコグ(予知能力者)の助けを借りて犯罪を取り締まる犯罪予防局が設立され、あらゆる犯罪行為を未然に防ぐことができるようになった。その結果、現実の殺人はこの5年起こっていない。そんなある日、犯罪予防局長官アンダートンが、いつものようにプレコグの予知を分析したカードをチェックしていると、その中に自分が翌週までにある男を殺すというカードを見つける。これは自分を陥れる陰謀に違いない。カードに細工をするには、内部に共犯者が必要だが、それは果たして誰なのか。新しく赴任してきたウィットワー、局の高官でもある妻のリサ、部下のペイジ、それとも…。警察に追われながらも真相に迫っていくアンダートンの前に、突然謎の男が現れる。

トム・クルーズ主演、スピルバーグ監督による映画化原作の表題作ほか、シュワルツェネッガー主演の映画『トータル・リコール』の原作「追憶売ります」など全7篇を収録。

著者であるフィリップ・K・ディックは、アシモフ、クラーク、ハインラインなどと並び称されるSF界の鬼才。彼の原作による映画『ブレードランナー』(原作名『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』)が彼の死の直後に公開されてから、今でも熱狂的なファンが多い。人気の秘密は読者を知らず知らずのうちに物語の中に引きずり込んでしまう、彼独特のストーリー展開の妙にあるといえるだろう。(石井和人)

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