100曲クラシック=ベストが10枚3000円=
私がこのCDを買った理由はまず値段でした。安いので音はどうか少し不安はあったのですが家で聴いてみるとすごくキレイでびっくりしました。入っている曲もクラシック初心者の私でも知っている曲が多くてよかったです。一番うれしかったのが他のCDだとフェードアウトしてしまっていてがっかりさせられることが多かったのですが、このCDはきちんと最後の最後までしっかり聴かせてくれます★☆またその日の気分によってモーツァルトにしようとか、ピアノ特集にしようとか好きなCDを選べるのもいいです。これ一枚で前よりクラシックを知れたような気がします♪
池袋ウエストゲートパーク Classic Edition
原作とドラマの違い、脚本がどうのこうの(あれはあれで良い脚本であったと思う)と言う前に、音楽的なことではないだろうか。
視覚は読む人読む人の想像力がものを言う。しかし指定された音楽は、それを聴いて初めて納得するだろう。
IWGPと大昔の作曲者の想いがリンクする。
ってだいそれたことは言いません。聞きながら本を読んでください。
すんなり話が頭に浮かぶ。この俺にもできたんだ、あんたにできないはずがない。
クラシックってかたくならずにヒーリングCDとして聞いてれば、そのうちクラシックにはまってるかも。
そんなマルチ商法みたいな(失礼)一枚です。
ボロディン:歌劇「イーゴリ公」映画版 [DVD]
ジャケットの写真は「猿の惑星」みたいですが中身は本当に素晴らしいです。オペラは総合芸術なので、歌と演奏が良くても演出が気に入らないとか、歌手が役のイメージに合わないとか、細かいことを言い出すと完璧な上演に巡り合うのは難しいと思います。その点、オペラ映画は俳優と歌手を分けられるし、ロケも自由にできる点が良いと思うのですが、私としてはこの映画は100点、申し分のない出来だと思います。
歌手もオーケストラもいいのですが、口パク(?)で演じている俳優さんたちがイメージ通りで、イーゴリは雄々しくカッコ良く、ヤロスラヴナは美しく気高く、コンチャクは敵ながら天晴な武将で、ウラジーミルは少し頼りなく、コンチャコヴナはエキゾチックに、実によくはまっています。何よりいいのはロケと舞台装置で、中世ロシアの城塞都市や、ポロヴェッツ人の根拠地であるステップ地帯の広大な風景、そして彼らの天幕生活や衣装などが良く再現されていて、その雰囲気と迫力はオペラ上演では望むべくもないものです。時代考証を手掛けたのがソ連時代を代表する偉大なロシア文化史家、ドミトリー・リハチョフですからそれも当然かもしれません。有名な「韃靼人の踊り」も素晴らしいバレエの振り付けで、当時のソ連芸術界の底力と気合を感じさせる作品に仕上がっています。
原曲に比べると、省略された部分がある一方で、最後にイーゴリの再出陣の場面が加わり、兵士は笑顔で出陣し、合唱は「軍に栄光あれ」との歌詞で終わっています。「愛国的」なストーリーに仕上がっているのはブレジネフ時代の空気を反映したものかと思いますが、アジア系のポロヴェッツ人との戦いに出陣していくロシア兵の姿に、映画ができた1969年にあった中ソ国境衝突の影を見てしまうのは私の勘繰り過ぎでしょう。確かに画質・音質は決してよくありませんが、それを差し引いても見ごたえ十分。是非多くの方にご覧いただきたい、素晴らしい作品です。
ラヴェル:ピアノ作品全集
モニク・アースが女性だから?それともフランス人だから?静かで密度を内に秘めたような響きを持っています。値段とラヴェルのピアノ作品全集ということもあって、初めの1枚にするにはもってこいです。そして好きな曲をみつけて他の演奏家のCDを探すというのも楽しいものです。
クープランの墓、亡き王女の為のパヴァーヌは秀逸。
ただミスタッチしている部分もあるので「プロは完璧じゃなくては」とお考えの方には向かないかもしれません。
しかしミスタッチの部分を差し引いていも曲想のよさは評価できます。
ベスト・クラシック100
このCDが店頭に並んでいたのは知っていましたが、よくある有名な曲の抜粋盤だと思っていました。ところが、ベストセラーになっているというので、「物は試し、どうせ3000円だし」ということで早速購入して聴いてみました。
いや、本当に良かったですよ。お買い得ですね。演奏もしっかりとした物ばかりですし、EMIの誇る過去の名盤から沢山収録してありました。録音も古い収録年代の物もありましたが、どの演奏も良い音でなっていましたから、問題はありません。
長らく合唱に携わり多くのステージで歌ってきましたので、このCDの6枚目にあたる宗教曲の編集にはとても興味をもって聴きました。何十年と宗教作品やその他のクラシック音楽を歌ったり、聴いてきたはずなのに、知らない曲や忘れていた曲の多いことに驚かされました。
巷では、これは「初心者向け」という評価のようですが、このCDに収められている100曲を全て聴いたことがある人は少ないでしょう。自分の趣味や好きなクラシック音楽ジャンル以外の曲との素晴らしい出会いもあると思いますし、新たな発見もあると思いますので、クラシック愛好家にむしろオススメしたいと思います。
3枚目の声楽曲にも良い演奏が収録されています。他のCDも同様だと思います。
買われて損はしません、というよりこれはベストセラーになる要素を満載したCDですね。