徒然草―マンガ日本の古典〈17〉 (中公文庫)
吉田兼好「徒然草」、山本有三「路傍の石」、志賀直哉「暗夜行路」・・・。
こんなふうに丸暗記はしたけれども、中身は全然知らない40代です。
姪が「マンガ日本の古典」シリーズで、古文や日本史が好きになったというので
これはいいアイデアだと思って、初めて買ったのがコレです。
全段駆け足でエッセンスだけ書いてありますが、
仏教の無常観がベースのエッセイだったんですね。感動し、共感し、心にしみました。
素晴らしい先人の知恵をマンガで学べるなんて、日本に生まれてよかった。。。
このシリーズをプロデュースしてくださったかたに感謝、感謝です!
昭和柔侠伝 上巻 (1) (ゴマコミックス こんな漫画が読みたかったシリーズ)
いやぁ、懐かしいバロン吉元さん。
詳しくは、本文で書きましょう。
うーん、いいわぁ。さっそく残りを探しに行くとしよう。
「柔侠伝」もね。
最近の漫画、劇画に飽き足りない人!
忘れてくれるな、バロン吉元がいる。
徒然草―マンガ日本の古典 (17)
単なるエッセーかと思っていたが、実際は、吉田兼好による痛烈な後醍醐政権批判の書。兼好が、後醍醐天皇の政敵である皇太子・邦良親王と親しかったことなど本書を読んで初めて知った。
マンガ日本の古典シリーズは「太平記」全3巻もあるので並行して読むと時代の空気が感じられて面白いと思う。
それにしても、漫画になりにくい徒然草のような随筆をよくぞまとめたものだと思います。
陰獣 (文豪シリーズ)
陰獣、素晴らしい。果たして犯人は一体誰なのか?
最後の最後まで疑念の渦に落ちていく快感。
話に登場する大江春泥の作品の題名などが
乱歩自身の作品をパロってるのが思わずニヤリとさせられる。
盗難、個人的に好みの作品。盗みの手口が実に洒落ている。
踊る一寸法師、なんとも狂気の光景が目に見えるようです。好きか嫌いか分かれそうだが個人的には好き。
覆面の舞踊者、読み始めはまた乱歩らしい感じだと思ったが
読み終わるとあまり印象に残るものでは無かった。