本当は結婚したいのかも、と思いはじめたあなたへ
ローラドイルの本はよく見るのですが、効果がすぐ出るのでびっくりしました。この本は、他の著のまとめとも取れる内容でした。
見栄っ張りの人には向くかもしれません。
結婚するのに迷いがある人には向かないと思います。
くまのローラ (世界傑作童話シリーズ)
この本はお子さん向けの本ですが、大人が読んでも心が安らぐおなはしです。ふと子供のころを思い出して、ローラみたいなくまのぬいぐるみが欲しいなって思ったことを思い出させてくれます。忘れていた心の扉をくまのローラがノックして、楽しかったことや忘れかけていたいろいろなことを思い出させてくれます。
また、挿し絵のローラの表情がとても豊かで楽しさをひきたててくれます。お子さんももちろん、OLの方々にも読んでいただきたい1冊です。
ラン・ローラ・ラン [DVD]
映画は1998年8月20日リリース。監督のトム・ティクヴァが音楽も手がけ、主演のフランカ・ポテンテがそのボーカルも担当し、それがバリバリのジャーマン・テクノで、主題歌『WISH』は本国で25万枚の大ヒット記録を飛ばした。
そして本作は史上初の『カオス理論』映画と言えると思う。のちに2004年1月23日リリースの『バタフライ・エフェクト』が同じカオス理論の思考実験の一つで、『カオスな系では、初期条件のわずかな差が時間とともに拡大して、結果に大きな違いをもたらす』ということを詩的に表したバタフライ効果を取り上げているが先んずること6年、この映画はより根本たるカオスの具現化を成し遂げている。
時にアニメーションを織り交ぜながら、カオスなベクトル『ローラ』は周囲に有機的に作用しながら走る。正に眼で観るカオス理論。すばらしい大傑作だ。
わが家への道―ローラの旅日記―ローラ物語〈5〉 (岩波少年文庫)
「大きな森の小さな家」に始まったローラ・インガルス・ワイルダーの開拓者シリーズの最終巻です。
結婚したアルマンゾとローラが、デ・スメットを捨て、新たな地を探す荷馬車のたびの記録。ここまでの巻とは形式が異なり、第1章、3章はローラの娘、ローズの文で、第2章はローラの日記という形になってます。
土地を探してのたびなので、行く先々の様子や、お金のやりくりが、数値などで詳しくリアルに書かれています。
なので、これまでのあのあったかい雰囲気は多少薄れていますが、逆にそのころの生活の様子が生々しく伝わるという面はあるかもしれません。
私自身は、子供のころ読んだとき他の巻ほど感情移入できなかったので、☆-1です。
ファンにとってはうれしいことにローラやアルマンゾの写真を始め、書かれた当時の町並みなど写真が数多く収録されてます。
ローラもアルマンゾも、たくましい顔してるなぁ。
ディア マイ ファーザー [DVD]
父ロミュラス、母クリスティーナ、息子レイモンド。ドイツからオーストラリアへ移民してきた三人家族。
クリスティーナはオーストラリアでの生活になじめずドイツとオーストラリアを行ったり来たり。ドイツで夫以外の男性と暮らす二重生活。寂しさを常に心に抱え、それを受け入れられず、不安障害に苦しむ。
ロミュラスはそんなクリスティーナを心から愛し、浮気や二重生活をしようともそれを許す。しかし異常なまでの彼女の行動に彼の心は苦しみ、神経をすり減らせていく…。
そんな家庭に育ったレイモンドは父や父の友人から沢山の愛を受け取りながら成長していく。
ロミュラスの一途な愛であるが故の、クリスティーナの寂しさを受け入れられない不完全であるが故の二人の苦しみが強く伝わってきました。そしてその間でいろんな気持ちになる幼きレイモンドの心。様々な感情が交錯し合い、ぶつかり合い、時にはすれ違って物語は進行していきます。寂しさ、悲しさ、喜び、怒り…。出演者の演技が素晴らしく、三人の姿を見ているといろんな気持ちにさせられました。タイトルにあるように父ロミュラスの、息子レイモンドへの愛が一番印象的でした。