ひぐらしのなく頃に解 皆殺し編 5 (Gファンタジーコミックス)
皆殺し編の完成度の高さは言うまでもなく、桃山ひなせさんの表情の描写力はすごいです。
梨花や仲間の表情の一つ一つが素晴らしい。
最終巻、頑張って欲しいです!
ひぐらしのなく頃に 暇潰し編 2 (ガンガンコミックス)
コミック版『ひぐらしのなく頃に・暇潰し編』の完結編です。
今巻の巻末にて原作者・竜騎士07氏が語られているように、本来この『暇潰し編』は全体の構想の中には入っていないエピソードで、ほぼ急場しのぎ的に制作されたという事情からか、他編に比べるとかなりボリュームが薄い編となっています。しかしコミカライズに際しては、そのボリュームの薄さが逆に功を奏したようで、原作のテイストを損ねる事無く、コミック版ならではの魅力も追加して描き出すことに成功しているという印象ですね。
当初は多分に外伝的な意味合いが濃かったはずのこの『暇潰し編』ですが、全8編を見終えた上で改めて触れてみると、全体の中で決して欠く事が出来ないパーツとして確固たる存在感を示しています。これも、予定外の作品とはいえ世界観をしっかり継承させ、シナリオ面での整合性を図り、決して手抜きをせずにキャラクターを掘り下げて制作された作品であることの何よりの証ですね。
絵柄も好みは分かれるでしょうが、アクションシーンの描写はそれなりに迫力がありますし、本編ではビジュアルの存在しないキャラクターが多い中、本編との違和感をあまり感じさせないようなデザインを心掛けておられるのは好印象ですね。
その上、梨花の予言シーンや、昭和60年のシーンには、全8編を知っている方ならにやりとしてしまうような演出が多くみられます。本編には無い美雪の存在に違和感を覚える向きもあるようですが、彼女のラストの台詞が赤坂の悔恨や決意を決定的にさせ、ひいては『祭囃し編』に繋がる掛け橋にもなっているように感じられましたので、個人的にはこの変更を高く評価したいと思います。
又『暇潰し編』は、昭和50年代と言う舞台設定を最もうまく活かした演出が存在する編でもあります。誘拐事件解決後、真の後悔が赤坂に訪れるまでの描写には本編以上の感慨があり、これだけでも充分評価できると思いますよ。
ひぐらしのなく頃に解 祭囃し編 4 (ガンガンコミックスJOKER)
支援者を失った超執念深い研究狂が
輪廻転生と時間の輪を操れる角の生えた神様と対峙し敵対します。
強い思いが未来を変えるということでパラレルワールドの同一人物に強い思いでテレパシー送りまくったりして味方を増やし、
さあこれから研究の為なら人間なんていくら殺しても構わないって人を叩き潰そうと言う段になってシステムエラー。
次巻以降の対決はいったいどうなってしまうのか?!
ひぐらしのなく頃に 綿流し編(1) (ガンガンWINGコミックス)
この「綿流し編」の作画担当者の方條ゆとりさんは、同じコミックで「迷想区閾」という作品を書いていた方です。絵もとてもきれいで初めてひぐらしを読む方にも読みやすく好感がもてる絵だと思います。
特設ホームページで「この謎は悪質。あなたはきっと騙される」とかかれてありましたがそのとおりな展開です。連載も終わりに近くなっていますが泣ける展開になってきています。買って損はないと思い☆5つ。