パガニーニ:24の奇想曲 [DVD]
「パガニーニが弾いてるの?」風貌からして楽譜の絵から飛び出して来たと娘は思ったようです。映像処理も大受け。何度も何度も観ていました。これぞキャプリス。24曲演奏会開かれないでしょうか。
パガニーニ [DVD]
パガニーニを知っていてなおかつクラウス・キンスキーの背景を知っていると別な感動が出てくることは確かなので、何も知らない人が見れば「編集の悪さ」「音と映像が合っていない」など細かいところが気になって”駄作”と観てしまうのでしょうけれども…。
本作品は渋谷・文化村の'落しで上映されて、それ以来はソフトにもならなくて観にいけなかった私としましてはようやく手に入れた作品なので、晩年の鬼気迫るクラウスの容貌と演技、少年の健気さなどが胸をうちます。
なんといっても、ヴァイオリンがかのサルヴァトーレ・アッカルド様ですから、もう見たくてたまらなかったのです。
この作品はサントラも出たのかもしれませんが入手が出来ませんでしたので、昨今格安ででた『パガニーニ・ヴァイオリン協奏曲他』で聞くことが出来ます。映画内ではガシガシと力強く早く弾かれておりますが、こちらでは技巧のすごさもさることながら、個性豊かな作品となっています。
う〜ん、サントラ作って欲しかった。
音楽ファンであり、クラウスのファンである方ならば、CDと共にお勧めいたします。
今の映画界には通じないものが多いと思いますが、病をおしてメガホンをとったクラウスの執念が画面いっぱいです…
怪異で唯一無二な役者さんでした…ファンってどのくらいいるのかな…日本人にはあまりなじみがないから、入手にいつも苦労します。
食わず嫌いにならず、この背景を読んで興味をお持ちになりましたら、是非。
音楽について―談話・音楽 (新潮CD 講演 小林秀雄講演 第 6巻)
講演ということだが、その八割型はクラシックの曲だ。殆ど、クラシックのCDとして考えたほうが良い。しかし、かの小林が愛聴したものだけを集めいてるとだけあり、はずれはひとつもないとおもう。全て、一聴の価値ありだ。
愛の夢&ラ・カンパネラ~リスト名演集
20世紀最後のロマン派ピアニスト、なんて呼ばれることもある(ホント?!)ボレットの名盤。
彼の演奏によるリストのボックスセットよりもこの1枚をお薦めします。最後の1曲も必聴。
ベスト・クラシック100 2
まず特筆すべきは、このお値段でこれだけの著名楽曲が楽しめるということです。
演奏している楽団も著名な楽団ばかりで、オムニバスとはいえ寄せ集めの感じはしません。
クラシックといえば難しいイメージがあったりするかも知れませんが、
初心者でもそんなに垣根を感じることがないような選曲がされているのではないでしょうか。
そういった意味からも本作品は秀作であり、かつお得なタイトルであると思います。
ワーグナー「ワルキューレの騎行」
ロッシーニ「ウィリアム・テル」
ヴィヴァルディ「四季」
ベートーベン「エリーゼのために」
スメタナ「モルダウ」
サティ「ジュ・トゥ・ヴ」
メンデルスゾーン「ノクターン」
などなど、他にも一度は聴いたことがあるであろう楽曲がズラリ。
「ドラマで聴いた」「CMで聴いた」「ゲームの中で聴いた」なんていうものも数多くあるはず・・・。
聴きたかったけど曲名がわからなくて聴けなかった、というものもあるかも知れませんよ。
全6枚、それぞれのディスクがそれぞれの雰囲気を持っています。
聴き散らかすのではなく、1枚1枚じっくり聴いて頂くことでより深みが増すことでしょう。
心に残る音楽が壊滅状態にある昨今、
時にはクラシックを聴いてヒーリング気分を体験されてみてはいかがでしょうか。