T.M.Revolution Single Collection B★E★S★T
デビューからの16作のシングルが収録されていて、CDを持っていなかった曲のみならず、17曲目の「hear」もいい曲なのでかなりお得です。このアルバムからT.M.を聴き始める人も多いと思います。でもT.M.Revolutionの魅力を知るためにはこれだけだと足りない気がします。なぜならどれもつよい曲なので、他のアルバムにある緩急が少なく(仕方ない事ですが)、聴いている途中で疲れてしまう可能性がなきにしもあらずなので。ここから聴いた人は別のアルバムも試してみては?
[21st Fortune]Complete Box [DVD]
DVDはオーディエンスの声をオフに出来るので
純粋に楽曲を楽しみたい人、ライブの臨場感を楽しみたい人、
両方が満足できると思います。
VHSでしか聞けないアレンジの曲もあり、
更にオーディエンスの声がカットされていて聞きやすいので
大ちゃんの曲が好きな人にはお勧めです。
CDはインストゥルメンタルが多く、
クラシックっぽい印象を受ける曲が幾つか入っています。
「浅倉大介、本領発揮!」という感じです。
Keyboard magazine (キーボード マガジン) 2010年 07月号 SUMMER (CD付き)[雑誌]
小室さんの記事は10頁で作曲の原点から今までの事を機材にも触れながらの内容。頁数からすると少し駆け足ですが、昔から公表されてる部分も改めてコメント等もあります。最新情報はTwittre等で知る事も出来ますが時系列的に、その時々の機材や資料も整理して読める点が本ならではと感じます。
最近の意識ではコーラスを楽器として聴かせる旨の話もありました。今年は楽曲提供がメイン?との問いには、そうなると思いますとの答で松浦社長と2人でアイディアを出し合ってもいる様子です。小室さん自身がキーボードプレイヤーとして関わってゆく事や今年3月に行ったソロコンサートのような触れ合いの場を持ちたいとの話もあり。その先にはTMやglobeも考えていて、この部分が最も大変であろう事と感じている様です。あとツールや作曲する環境にも触れています。小室さんが興味を持っている若手クリエイターには中田ヤスタカ等の名も登場していました。
インタビューの中でも触れた「My Revolution」「Self Control」「Get Wild」「恋しさと せつなさと 心強さと」他計6曲は別の2頁でリフやバッキングなど部分的に譜面も編集部による解説もあり。ちなみに付録CDの連動企画に小室さんの音はありません。大ちゃん(浅倉大介)の曲は3Dアレンジ術のデモとして約1分収録。大ちゃんといえば連載頁にaccessの近年恒例の夏ライブや新シングルの内容についても話がありました。小室さん同様にTwittreやUstreamの話題もそれぞれ別の場でも思考ベクトルの向かう所が似てる事は何か微笑ましい感じが私はしました。
雑誌は項目が多いので全部を紹介しきれませんが個人的に良かったのはデヴィット・フォスターの活躍歴やインタビュー。他には「やりたいこと」で選べる!ビギナー・キーボード最新ガイドでしょうか。付録CDにもデモ音源が収録されているので選択する目安にもなるかと思います。
DAISUKE ASAKURA LIVE Quantum Mechanics Rainbow [DVD]
2004年3月から約1年という時間の中で浅倉大介さんが作り上げたQuantum Mechanics Rainbowシリーズ(通称虹シリーズ)の完成を祝して行われたライブ映像がDVDで映像化され発売されました。
このライブ、実は僕もこの会場にいたのですが、同じ時の中で同じ虹を一緒に描いた人たちで作る何ともいえない空気感、感動、幸せ。そこには確かに消えない虹が存在していたように感じます。
得点のインタビュー映像でもありますが何よりこのライブを作り上げた浅倉大介自身が感動の涙を流したこのライブ。浅倉さんとファンとの絆や思い、それが7色の虹によって繋がれている一つの記録として素晴らしいDVDになっています。
映像はもちろん音にも最高のこだわりをもってして作られたこの作品、浅倉ファンならぜったい手にしておきたいアイテムではないでしょうか?
一つだけただただ残念なのがアンコールで演奏された虹誕生のきっかけとなった曲でこの虹の完成とともに生まれ変わった「Neo Age」が収録されていないこと。ということで星は四つですが間違いなく買って損はしません、良作だと思います。
浅倉大介の作曲・アレンジ教室 (CD付き)
私自身、和声等、沢山理論の専門書で勉強してきましたが、昔から浅倉さんが好きだったので購入。
正直、作曲歴の長い私でも初心に帰ることが出来た説明ばかりでした。
一番大事な感情表現や心を込めて作曲する、サウンドメイクするという志が一番この本から得た大きなものでした。
そして、音楽は自由に作って良いんだという事です。理論で作るようになってしまった私には非常に大切なことを教えて頂きました。
3つのコードだけで(中にはトランスで2つのコードのみで)作曲が出来る、難しいコードは後から追加して行けばいいという、
いかにも浅倉さんらしい、優しい説明ではありますが、しっかりとした理系理論(?)で、コードの使い方も独自の理論と仰っていますが、
普通にオンベース(保続低音)等、それを使うとどういう響きになるのか、経験からお分かりになられているのだと思います。
シンセの音作りや活用、打ち込みやMIXに関しても、独自の考えを織りまぜながら大事なポイントをしっかりと抑えているので自分の中でも再認識出来ました。
中級者以上の方は浅倉さん流の作曲に対する考えを、そして初心のポイントを抑える読み物として。
初心者の方は浅く広くですが、非常に大事なことばかり書かれていますので、大変オススメです。
何より、浅倉さんの作曲本は私の知る限りでは初めての本だと思いますので、ファンの方は必須の本でしょう。
個人的には10年前に出して欲しかったですね。
最後にCD収録曲がもう少し長ければ嬉しかったですね。
購入の参考になれば幸いです。