樋口可南子のいいものを、すこし。
樋口可南子の、と銘打っているけれど
彼女が文章を書いているわけではありません。
モノのセレクトは彼女がしていると思うのですが、
樋口さんは、その場その場にいて、たたずんでいる、という印象。
私は樋口さんが選んだものを樋口さんの言葉で語っている、と思っていたので
ちょっと残念でした。
清野さんというライターの方が文章を書いていて、
「プロにお願いする」というのも1つの方法だとは思うのですが、
「樋口可南子の」と銘打ったからには、
文章も樋口さんに書いてほしかった(読んでみたかった)。
美しいものを美しい人(樋口さん)とともに眺めるのは
とても素敵な時間です。
でも高すぎるかな?
倉敷の段通とか、京都のスリッパとか、今まで知らなかったような
美しいものがたくさん紹介されています。
これで樋口さんが文章を書いていらしたら、
心から★4つなのですが、これは甘めの★4つです。